農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2015年06月30日
昨年から始めた手揉み練習会。今年もコツコツと練習を積み重ねていきます。

練習会で揉むための生葉は2015年産で準備。各茶園、手摘みをした葉を蒸し冷凍保存。これを年間の手揉み練習に使います。

初心者だった若手の手の動きもだいぶサマになってきました。

手揉みは製茶の基本です。手揉みの技術を習得することで機械揉みの品質向上に大いに役立ちます。栽培のみならず、製茶にも磨きをかける基本技術。練習は継続していくことが大事です。
2015年06月05日

今期初登場。ほんやま産の手摘みの玉露「すいめい」

特級畑の玉露ですから摘採方法も手摘みにこだわりました。香りも味もまったく異なるインパクトはまさに有機玉露の極み。

長年の経験を終結させついにできた逸品茶です。 

この特級畑は採算度外視の施肥設計による栽培管理を行っています。考えられないような技術、努力の結晶ですが、作り手の茶づくり人生40年の研究成果のようやくのお届けです。

今までにない新しい甘美な世界をご堪能できる素晴らしいお茶です。お値段も素晴らしいですが、日本茶喫茶で高級茶を注文するつもりでお試しいただければと思います。

当会の玉露は農薬や化学肥料で育てた玉露とは一線を画す、全く新しい味わいを育て上げています。その更なる高品質を作り上げたことは作り手にとっても大きな喜び。

お茶の新次元を感じてください。

2015年05月16日
2015年産の新茶が出揃って参りました。
一番最後に玉露の収穫製造となります。

写真は両河内の手摘みのお茶。しっとりとした美しい茶葉。2015年産も良い仕上がりです。年に一度、手摘みのお茶でちょっと贅沢もいいですね。

新茶を飲むと一年間、無病息災でいられるという言い伝えがあります。縁起ものでもあるのです。新緑の季節、新茶を飲んで体の中にも輝く緑を取り入れませんか?

日本人の楽しみのひとつ。心待ちの新茶。この香りなしにこの季節を過ごすのはもったいない気がします。

新茶を飲んで元気になりましょう!
2015年04月27日
写真は藤枝のやいなばの有機茶園。まもなくのお茶刈りを待つ茶畑です。

輝く新芽の茶畑はそれはそれはきれいなものです。茶農家の皆さんはいよいよ本格的に始まる新茶に気合たっぷりです。

ここのところ晴天が続いていますから、光合成が促進され芽がグングン伸びて味も乗ってきます。楽しみです!

心待ちの新茶。
どうぞご期待くださいませ。

やいなばの有機茶園の生産者、塚本さんから。「皆さん、新茶を飲んで元気になりましょう!」
2015年04月11日
写真はほんやまの有機茶園の新芽の様子。

いちばん新芽が伸びている茶畑です。他の茶畑はまだ小さな芽ですがここだけ成長が早いです。なぜか???というと、この茶畑には酵母菌をたくさん使い土壌の活性を高めています。

茶農家の斉藤さんいわく「こらしょと酵母菌を打ったよ。」とのこと。

8日の夜は霜が心配でしたが、霜にあたることもなく順調です。

今年の芽は糖度も高く期待できますよ!
まもなく新茶商品をUPします。
お楽しみに!
2015年04月06日
桜吹雪が舞い散る今日この頃。茶農家の皆さんは新茶に向けてそわそわし始めています。今年は桜も順調に開花しましたが気象条件はお茶にとっても順調です。

今茶畑では一番茶の新芽が動き出しています。昨年末は雨が多く冷え込んだため、茶の樹は早くから休眠に入り、養分をじっくり蓄えています。

今年の新茶はとても期待が持てますよ!糖度も高いことを確認していますので、甘くてさわやかな新茶になると思います。

どうぞご期待くださいね!間もなく新茶の予約販売を始めます。
2015年02月27日
写真は、ほんやまのべにふうきの茶畑。

アレルギーを抑制すると言われるメチル化カテキン含有のべにふうき緑茶。花粉症でお悩みの方にぜひお試しいただきたい緑茶です。

お茶で症状が緩和されればこんなにうれしいことはないですよね。
ちょっと変わった風味が嗜好品としてもお楽しみいただけるお茶です。

べにふう品種は紅茶用に開発された日本の品種です。しかし、紅茶のような発酵茶にするとメチル化カテキンは消失してしまいます。発酵させない製法の緑茶にすることでメチル化カテキンが生かされたお茶になり、話題を呼びました。

多くの方が何らかの改善を感じていますから試してみる価値はアリです!

熱湯でおいれください!カテキン成分が抽出される温度は高温です。

アレルギーの方に、農薬不使用のべにふうき緑茶をおすすめいたします。
2015年02月16日
有機系の茶づくりに取り組む11茶園が集まる一園逸茶の勉強会。

今回も充実の内容でした。午前中は牧ノ原で有機栽培に取り組む杉田さんの茶畑を視察。栽培指導の講師による茶樹の診断。ミネラルを与えた茶畑と与えない茶畑の比較では葉のツヤが異なりました。

杉田さんの紅茶をいただきながら午後の講義。お茶の甘みについてじっくり考察しました。一般のお茶の世界ではアミノ酸のうまみだけが評価されますが、有機の場合は化学肥料では作れないさっぱりした甘みを作ることができます。

これが世界ウケする味覚のポイント。またイヤな苦味の硝酸塩も少ない作物であることも大事なポイントです。そんなお茶栽培には化学の理解も不可欠。今回もホワイトボードに化学式が並びました。

講師が示した有機栽培で糖度17もあるほうれん草を作った例には驚き。収量も1.5倍に増えたそうです。実は有機栽培が本当の意味で成功するとこのような作物づくりが可能になるのです。茶栽培においては「駿河天狗の養生煎茶」が高ビタミンCを示しそれを証明しています。

ほうれん草の生産者は82歳とか。このほうれん草、レストランのシェフが買い占めてしまうそうです。一度食べてみたいですね。
2015年02月02日
静岡有機茶農家の会が伝承する「茶術」の世界。

茶どころには茶の葉を研究し尽くし確立されたお茶いれの技術があります。当時は限られたお弟子さんしか修行が許されず、今や知る者の少ない茶術。静岡有機茶農家の会では住み込み修行で身に付けたお弟子さんからその茶術を継承し守り伝えています。

奥が深いお茶いれの世界。その入門としてどなたでも基礎から学べる「お茶いれのお稽古」と題しました講座を作りました。

おいしいお茶をいれるための3つの基本。「良い茶葉」「良い水」「良い急須」。それぞれの理解を深めながら、茶葉と湯の関係を身に付けていきます。このたびその第一回目の講座の開催の運びとなりました。

おかげさまで大好評。更に内容を充実させて参りたいと思います。
2015年01月28日
時折り、らでぃっしゅぼーや様のスタジオで開催しているお茶講座。今回から新企画、通えば通うほど上達する「お茶いれのお稽古」が始まります。

おいしいお茶いれの3つの基本は良い茶葉、良い水、良い急須。良い茶葉とは?水(湯)とは?、急須とは?それぞれの理解を深めながら進めていきます。

実は茶どころには茶の葉を研究し尽くし確立されたお茶いれの技があります。当時は限られたお弟子さんしか修行が許されず、今や知る者の少ない茶術。静岡有機茶農家の会では住み込み修行で身に付けたお弟子さんからその茶術を継承し守り伝えています。

今、講座の内容をまとめているところですが、機会があれば皆さんにお見せできるような形にしたいもの。当面は講座を通じてわかりやすい形を模索です。
2015年01月08日
今年初めての手揉み茶の練習会を行いました。

今回はりょうごうちの有機茶園にて。昨年5月に摘んだりょうごうちの新芽を使いました。生葉は手摘みをした後に蒸してから冷凍保存しておいたものを使います。

前日から自然解凍し、朝9:00に手揉みスタート。今回は2台のほいろで4kgの生葉を8人で手揉み。

夕方までかけて出来上がりは800gほどです。貴重な手揉み茶。いずれは販売を目指して練習を重ねていきます。

手揉みは製茶の基本。茶業に携わるものとして、手揉みを習得し製茶技術を向上させていくことが一番の狙いです。

ますますおいしくなる静岡有機茶農家の会のお茶にどうぞご期待ください。
2015年01月02日
新しい一年がスタートしました。2015年は乙羊(きのとひつじ)の年。羊は群れをなすところから「家族の安泰」を表すとされ、いつまでも「平和」に暮らすことを意味しているそうです。

2015年は毎朝の時間を大切に、そして「今日も素敵な一日」とリセットの精神を大切に過ごすと良いようですよ。風水では2015年は「三碧木星」が中心となる星。つまり、「東」の象意が支配する年となるそうです。「東」は朝日の方角。

また「東」には、「激しく素早い動き」「短気」「決断」…といった意味もあるそうです。好機を逃さないよう「ここぞ」と思ったら素早く決断して行動に移すことが大切だそうです。

このような心がけに朝のお茶がおすすめです。毎朝早起きして一杯の良いお茶で気持ちも体もリセット。脳を快適に目覚めさせてくれるお茶の香りで今日一日の決断と行動もバッチリ。

2015年も朝一杯のお茶から元気に参りましょう。
2014年12月22日
ほいろの和紙張りを行いました。ほいろとは手揉みをする台のこと。

見ての通り、ほんやまの斉藤さんが新しく作った新品のほいろです。大判の和紙は特注品。ほいろに和紙を張るのも技術。今はなかなか上手に張れる人も少ないそうです。

木の枠に和紙を張っていきますが、最後の仕上げはこんにゃくのりを使います。こんにゃく芋を茹でてミキサーにかけて加熱しながら湯で伸ばして作ります。

表面がツヤツヤにコーティングされ、その上でお茶を揉みます。

「いいほいろができた!お茶を揉むのが楽しみだな。」と斉藤さん。
このほいろで来年の新茶を揉む予定です。


2014年12月15日
早いもので今年も残りわずかとなりました。富士山もすっかり雪をかぶっています。年の瀬は何かとせわしないですね。風邪などひかないように気を付けましょう。

風邪といえば、予防には緑茶。茶どころでは昔から「風邪をひかないようにお茶をたくさん飲みなさい。」と言われてきました。緑茶はビタミンCが豊富な飲み物だからです。

近年では緑茶カテキンがインフルエンザの働きを弱めることも分かっています。

そして最新の研究結果では、緑茶カテキンと一番茶に多く含まれるテアニンという成分の組み合わせが、風邪やインフルエンザの予防に効果的であることがわかったそうです。

緑茶をたくさん飲んで、ビタミンCと緑茶カテキンとテアニンでご養生していただけたらと思います。

おすすめは「駿河天狗の養生煎茶」。ビタミンCは2倍で、一番茶100%だからテアニンも豊富。もちろん一番茶はカテキンも豊富。

何より「おいしい」ということがうれしい風邪&インフルエンザ対策です。
2014年12月01日
写真はゼットワンという品種で作った紅茶です。珍しい品種で、この品種を持っている茶園は少ないです。紅茶にするととても良いと評判の紅茶向きの品種です。

作り手の飯塚さんが県の品評会にこの品種の紅茶を出してみました。結果、上位入賞です。1位は手摘みの紅茶。その次の2位でした。機械刈りで2位ですから文句なしの上出来です。

当会の自慢は製造技術に加え、紅茶用の生葉の栽培技術にあります。5年ほど前から施肥設計を変えた土づくりで様々な試みをしてきましたが、品評会の結果はその成果と思います。

でもまだまだ紅茶は進化すると思います。
国産の紅茶づくりは、未解明な部分も多く無限の可能性を秘めています。
紅茶ファンの皆様、どうぞご期待ください。


2014年11月24日
秋の楽しみのひとつ紅葉。静岡の紅葉は山の上はもう終わり。下の方ではちょうど見ごろです。

昔から「秋はお茶がおいしい季節」と言われています。5月に収穫した茶葉は秋になると熟成されて味わい深くなって参ります。肌寒い季節にコクのある深い味わいのあたたかいお茶が、なんともおいしく感じます。

お茶好きの方は秋のお茶を好む、と言われますが、味わいと季節が絶妙にバランスの良い相性を醸し出しているようにも思います。
2014年11月03日
ほんやまの有機茶園の木に大きなスズメ蜂の巣が!

今、頭を悩ませている問題です。スズメ蜂は茶の樹にも巣を作ったりします。いつも退治にひと苦労。

今回は木の上なので、退治名人の仲間の茶農家さんも「う~~ん。困ったなあ。」とため息。

山の有機茶園には自然がいっぱいですが、スズメ蜂とイノシシにはいつも苦労させられます。
2014年10月23日
写真は手揉みをしたお茶を乾燥させている最後の工程です。

当会では時折、手揉みの練習をしています。

手揉みは製茶の基本。手揉みを学ぶことは製茶技術にも生きてきます。

「ほいろ」という下から加熱した台の上で、丁寧に揉んでいきます。茶葉の状態を見て作業工程を進めていくのですが、上手な人の手の動きを見ていると、茶の葉を上手に操り簡単そうに見えます。しかし、これがなかなか難しくてすぐにはできません。

当会は農薬や化学肥料を使わない茶栽培の勉強会ですが、お茶のことなら何でも積極的に勉強しています。

お茶は奥深く、学ぶことは尽きることがありません。
2014年10月13日
今回のTOPの写真は「茶葉のふるいわけ」をしたところ。茶術の基本の基本です。

仕上げ茶を手で五段階に分けます。写真の右側の一番大きな茶葉が五番下。左にいくにつれて茶葉が細かくなっているのがわかりますか?

それぞれの段階で味が異なります。

茶葉を見分ける力を養い、茶葉に合わせたお茶いれができるようにと訓練していきます。

いよいよ世代交代しつつある日本の有機農業。最先端の有機栽培技術はもちろん、伝統の茶術も身に付けるべく、若手は学ぶことが盛りだくさん。

当会では若手茶農家の育成にも力を注いでいます。
今日の勉強会では基礎に戻り、ふるいわけから始めました。

お茶は奥が深いです。

2014年09月30日
秋らしさが日に日に増して参ります。自然あふれる有機茶園にも秋の風情が漂います。

茶畑わきには彼岸花が咲き、山の栗の木からは大きな粒が落ち、運が良ければ栗拾いができます。

運が良ければ、というのは、先にサルに食べられてしまうからです。
タイミングよく栗の木の下に行く必要があるのです。

この日は良いタイミング。栗ごはんが炊ける量の栗拾いができました。
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