農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2021年11月22日
久しぶりに伺った、常滑。写真は作家の渡辺敬一郎さんです。

娘さんが練習中のところにお邪魔しました。

ほんやまの有機茶園の斉藤さんは、自分のお茶へのこだわりから、渡辺さんに趣味で急須を焼いてもらっています。手作りろくろ成型で、都度、土を変えたり形を変えたり、微妙に異なるものを依頼。手づくりですから毎回出来上がってみないと、どんな急須になるのかわかりませんが、それがお楽しみというものです。

このような手づくりろくろ成型の急須は高額です。急須商品としては、型を取り量産可能で買い求めやすい価格帯のものを、当会オリジナルで作りたいところ。1点、作るとしたら、どんな急須が良いのだろうと暗中模索中です。

さて、この写真は、ベルガモットです。ふじえだの有機茶園の飯塚さんが、有機栽培でベルガモットを育てています。

ベルガモットといえば、紅茶のアールグレイ。紅茶もベルガモットも有機栽培で「国産有機アールグレイ」を作ろうと植えたベルガモットの苗が成長し、そこそこ安定した収穫ができるようになりました。

まもなく、新商品に国産有機アールグレイが登場します。
どうぞ、お楽しみに!
2021年10月25日
スイスのぶどう畑にて、お茶とお饅頭の写真です。ネコの顔のかわいいお饅頭は、ローザンヌのお隣りPrillyという町の「OSHIO(お塩)」という和菓子屋さんのもの。

今、スイスでは和菓子が人気だそうです。

乳製品を食べないビーガンが増え、和菓子の需要が高まっているそうです。なるほど、納得です。

畜産業が環境に与える影響は深刻です。畜産業をする上で排出される大量のメタンガス。このメタンガスが地球温暖化に繋がっています。

若い世代を中心に世界的に増えているビーガン。危機的な気候変動が進む地球を担う若者にとっては、ビーガンは畜産業を推奨しない生き方の選択です。

和菓子に注目が集まり需要が増えたことで、日本茶ファンも増えそうですね。

もちろん、環境を守る有機栽培の日本茶でなければ・・・です!


これらの写真は、スイス在住で日本茶大使としてご活躍されている、シュルモリなつみさんが送ってくださいました。
2021年09月20日
写真は藤枝市すけむねの有機茶園。秋晴れの爽やかな風景ではありますが・・・。地面に目をやるとイノシシ被害があちこちに。

茶畑の脇にイノシシの通り道ができていました。雑草が踏まれて土が出ている部分。どうやら良いお散歩コースになっているようです。

イノシシは茶畑の中に入ってきて土壌を掘り起こしてしまいます。穴をボコボコ開けられた茶畑は修復作業が大変。

ミミズやイモ系の根を掘り起こして食べたり、茶の樹で背中を掻いたり、好き放題遊ぶようです。

有機の茶畑は、農薬や除草剤を使いませんので土壌の中も茶畑もイノシシにとって魅力的な遊び場のようです。いわゆる鳥獣被害は農家のとっては困り者。

ため息まじりに茶畑をまわりながら、少し秋芽を摘んできました。そして、秋芽の天ぷらに!

イノシシ被害と秋芽の天ぷら、秋晴れの有機茶園のひとコマです。

来月には秋の収穫製造が始まります。被害対策に加え、これから茶工場の掃除にも精が出ます。
2021年08月30日

電子書籍のご案内です。Amazonで無料購入できます。

林金次語録

~基本を尊ぶ~おじいちゃんが君たちに伝えたいこと
蔦谷栄一著
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この人が話す言葉によけいな口をさしはさむことはできない。許されない。ただひらすら虚心坦懐にその口から紡ぎ出される言葉に耳を傾け、絶対に聞き逃すわけにはいかない。こうした不思議な感覚と緊張感を抱かされた唯一といっていい人物が林金次(はやしきんじ)さんである。

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山梨県の温泉「雲峰荘」を営み、介山記念館と洗心道場を立ち上げた林金次さんの人生、人となり、語録がまとめられた冊子です。

2020年に他界された林さんの言葉がどこにも残っておらず、それではあまりにもったいないということで、介山大菩薩会20周年に合わせ、蔦谷栄一先生により自費出版されました。

前半は、林金次さんの人生や人となり、後半は林さんの言葉が語録としてまとめられています。

「自分が作るのではない。自分は稲にイモに使ってもらっている。」例えば、この言葉には、有機農業の本質が込められていると感じました。ちょうど、有機栽培とは何か?を考えていた時に、深く納得した言葉です。

皆さんにも、きっと、納得したり、心に響く言葉があると思いますよ!

実は、この冊子の電子書籍化に当会も関わっています。

蔦谷栄一先生は、当会のお茶のファンで、茶農家の皆さんにもこの冊子を送ってくだいました。そして、「電子書籍化でもっと多くの方に読んでいただけるのでは?」と提案。

当会でも、いつかは有機茶の電子書籍出版を夢見て、このたび蔦谷先生と電子書籍化に取り組みました。
いよいよオンライン上でお披露目です!

2021年08月22日

新聞記事はこちらをご覧ください。

京都でも、緑茶成分にコロナ不活化の研究が発表されていますが、静岡県でも試験管レベルの効果を検証。

お茶の新興につながる、今後の研究成果に期待です。

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さて、もうひとつ、スイスから届いたオンライン書籍のご案内です。


スイスの日本茶親善大使、シュルモリなつみさんが翻訳を手掛けた本、「真実のピエール・ド・グーベルタン」です。

近代オリンピックの父と呼ばれたグーベルタンの歩んだ道が記されています。

興味深いのは、今回の日本語版の出版にあたり、新たに「ピエール・ド・グーベルタンと加納治五郎」という章が加わったことです。

この章では、1964年の東京オリンピックの開催までの長い道のりを垣間見ることができます。

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東京オリンピックが半ば強行され「五輪本来の理念、役割な何なのか」を問われる今。オリンピックが、真の意味で平和のための祭典と回帰されるこをと願ってやみません。
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と、シュルモリなつみさんから。

まったく同感です。

「真実のピエール・ド・グーベルタン」は、こちらからダウンロードできます。

 

2021年08月02日
夏におすすめ!ミント緑茶はいかがでしょうか?

有機緑茶に有機ミントをブレンドした爽やかな緑茶です。緑茶の風味を生かしたブレンドにこだわりました。

キリっと冷やしたアイスティーで爽やかなティータイムをどうぞ。

ミントの清涼感のある強い香りは、メントールという成分。

血管の拡張、消化不良や喉の炎症を改善、気分を落ち着かせる効果があるといわれています。

緑茶にも、ミントにも、ビタミンCが含まれていることも、夏におすすめの理由です。

その他にも、抗酸化作用による老化の軽減、血行改善によるむくみの解消、疲労改善効果によるストレスの解消など、美容と健康に様々な面からアプローチしてくれるうれしい成分が、緑茶にも、ミントにも含まれています。

お好みで、レモンを添えてクエン酸成分で疲労回復や、はちみつを加えて栄養補給など、夏の癒しのひとときをお過ごしくださいませ。
2021年07月05日
YouTubeで、先月のテレビ報道を見つけました。

お茶が新型コロナウィルスの感染拡大の抑制に効果的、との研究結果の報道です。

静岡県は、人口比率的に全国でも感染者数が少ない地域です。日ごろからお茶をたくさん飲む人が多いから?と話題になりました。

よろしければご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=C7LfBVjlkEE

「含み飲み」が推奨されていますね。

含み飲みをすると、味わいがよくわかりますので、おいしいお茶をより味わえる、という観点からも良いかもしれません。

カテキンは一番茶の煎茶に一番多く含まれていますので、一番茶100%の煎茶がおすすめです。ちなみに、当会の煎茶は、全て一番茶100%です!

二番茶の季節(6月頃)は、気温が上がり害虫がたくさん発生する時期です。そのため、一般の栽培では農薬を使い、害虫を消滅させて二番茶を育成させます。

当会のお茶は、農薬を使いませんので、二番茶は害虫にやられてしまいます。だから、収穫を行いません。

ウィスル対策に、免疫力の向上に、一番茶を飲んで、元気に参りましょう!
2021年06月28日
今期の紅茶製造が終わりました。

紅茶を作っているのは、藤枝市すけむねの有機茶園。1977年からの紅茶製造歴の茶園です。「同じお茶の樹から紅茶も作れるのなら、作ってみたい!」と先代の園主が作り始めました。

紅茶は二番茶で作っています。まずは、収穫した生葉を敷き広げて萎凋(いちょう)させます。

萎凋とは、葉をしおれさせて水分を抜きながら酵素発酵を進める工程。

その後、揉んで発酵させます。

紅茶を発酵させるための発酵棚です。

「国産ならではの紅茶を作りたい!」という思いから、当会の紅茶は日本の緑茶を代表する品種「やぶきた」で作っています。

ぜひ、一度お試しくださいませ。
2021年06月14日
一番茶の収穫が終わった後に生えてくる遅れ芽(おくれめ)。

文字通り、遅れて生えてくる芽です。茶園管理では、一番茶の後この遅れ芽を刈り取り、茶の樹を整えます。

これもお茶になりますが、青番、刈り番、ならし番、など、地域のよって呼び方は様々です。

藤枝、やいなばの有機茶園では「青番」と呼んでいます。秋冬番よりも品質の良い青い(緑の)季節の番、という意味が込められているようです。

ほんやまの有機茶園では「ならし番」と言っています。茶畑をならす(整える)作業という意味からきているようです。

このように、農家の言葉というのは地域、地域で面白いものですが、新茶の時期にいつも思い出すのは、お客様にお茶をお届けする時の言葉。

お茶を出荷することを「お茶を旅に出す」と言っていたのは、やいなばの有機茶園の塚本さんの奥さん。

何とも人情味のあるお茶への愛情が伺えるその言い方がとても印象的でした。有機栽培で丹精込めて育てているからこそ、我が子を旅に出すような言葉になるのでしょうか

さて、これから草刈りも忙しくなる季節。


有機栽培は除草剤を使いませんので、茶園管理には手間がかかります。

手間をかけたお茶は、きっとひと味違います!






2021年05月20日

農水省により「みどりの食料システム戦略」が策定され、2050年までに目指す目標が発表されました。

概要は以下の通りです。
1.農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現
2.化学農薬の使用量をリスク換算で50%低減
3.化学肥料の使用量を30%低減
4.耕地面積に占める有機農業の取組面積を25%、100万haに拡大
5.2030年までに持続可能性に配慮した輸入原材料調達の実現
6.エリートツリー等を林業用苗木の9割以上に拡大
7.ニホンウナギ、クロマグロ等の養殖において人工種苗比率100%を実現 等

詳しくは農林水産省のHPをご覧くださいませ。「みどりの食料システム戦略」の資料もダウンロードできます。

さて、「2050年までに有機農業を25%に拡大」とありますが、現状をご存じですか?

2017年の調べの8ケ国中、日本は最下位のグラフ。

「有機農業をめぐる事情(農林水産省)」の8ページより抜粋
イタリア15.4%
スペイン8.9%
ドイツ8.2%
フランス6.3%
イギリス2.9%
アメリカ0.6%
中国0.6%
日本0.2%

EUでもアメリカでも、2050年までに有機農業を25%に拡大の方針が発表されましたが、最下位の日本は大丈夫?

世界的に取り組まないと、自然環境が危ない状況です。


「みどりの食料システム戦略参考資料」(農林水産省)の22ページ
これは、地球の限外のグラフ。境界を越えると回復不可能な変化が引き起こされる、という中、既に「種の絶命の速度」と「窒素・リン酸の循環」は、境界をはるかに越えてしまっています。

有機栽培の新茶を飲みながら、たまにはこんな資料で、一緒に環境と農業について考えていただけたらうれしいです。

2021年05月10日
新茶は縁起の良い初物のお茶。「新茶を飲むと一年間無病息災で過ごせる」と伝えられてきたのをご存じですか?

お茶の樹は、秋、冬に根にたっぷりと養分を蓄えて新芽を息吹かせますから、一番茶の葉にはおいしさも成分もたっぷりなのです。

さて、今年も各地域産地の新茶が出そろって参りました!茶農家一同、頑張っております。

やいなばの有機茶園の塚本さん。

「新茶を飲んで元気になりましょう!」と言うのは、塚本さんの言葉です。

ほんやまの有機茶園の斉藤さん。

「今年の新茶は早く始まったからてんてこまいだよ。」

すけむねの有機茶園の飯塚さん。

今年は新しいピカピカの蒸し機で茶づくりです。

りょうごうちの岩崎さん。

新茶の収穫が遅い地域産地です。まだまだこれから収穫製造が続きます。

新緑の季節を新茶で体に取り込んで、健康第一で過ごして参りましょう!

2021年05月03日
お手伝いの親族も集まってお茶刈りの1日です。

写真の茶畑の収穫が終わり、次の畑に移動。次はに刈るのはこちらの茶畑↓

美しい新芽が刈られるのを待っています。

その前に・・・

みんなで草取り。一番厄介なのは、茶の樹に絡まるツル性の雑草。手でむしり取っていきます。草刈り機も使います。

除草剤を使わない有機栽培は、お茶刈り前にもひと手間かかります。手間がかかるということは、その分愛着が持てるということ。

これも、おいしさの秘訣なのかもしれませんね。今期のほんやまのお茶、甘みが良好です!

今年は、気温が上昇し、桜も早くて、タケノコも早くて、新茶も早く始まりました。旬ものを好む日本人は、何でも早いものを好みますが、早ければ良いというわけではありません。

やはり、季節に合わせて成長してこそ作物の良さが生かされます。自然環境を守ることは、おいしいものを守るということ。

環境汚染を進行させてしまっている人間が「おいしい、おいしくない」などと言っている場合では無い、と、農業現場では、それほど気象の狂いを感じている今日この頃。

自然界とともに生きるということを、新茶でお伝えできればうれしいです。
2021年04月26日

家族一丸で取り組む新茶。飯塚さんの茶園では、親父さんがお茶刈り担当です。 この地域産地の茶畑は、山の中腹にあちこちに点在しています。茶畑の場所によって、芽の伸び具合が異なります。刈りどきの茶畑を選び、順番に収穫をしていきます。 収穫した生葉は、すぐに茶工場に運びます。

生葉は、生葉管理機に入れられて、そこから蒸し機に運ばれていきます。

今年は、蒸し機を新調!ぴかぴかです!新しい分その性能にも期待です。

蒸し機から出てきた生葉を確認しているのは、茶工場担当長男の稔さん。

今年は、新しい新茶商品づくりに取り組みました!

新茶ブリリアントグリーンです!

2021年04月19日
写真は藤枝市の有機茶園。飯塚の親父さんが、茶畑の様子をチェックしているところ。

藤枝は、地域産地の特性上、山の中腹にあちこち茶畑が点在しています。1ケ所にまとまって、広い茶畑があるわけではありません。

作業的には大変ですが、メリットとしては災害や病虫害などのリスク分散ができること。全ての茶畑が被害を被ることが無い、というメリットがあります。

さて、茶畑の場所が異なれば、新芽の伸び具合も異なります。早く収穫できる茶畑、遅い茶畑があります。

今年はどこの茶畑から収穫をしていくのか、毎年、計画を立てて新茶に挑みます。だいたい順番は決まっているのですが、それでも年により異なったりするもの。

茶園の茶畑というのは、早い収穫の茶畑から、遅く収穫どきを迎える茶畑まで、順番に収穫製造できるように考えて構成されています。

作業量的に、全ての茶畑のを一気に収穫できるわけではありませんから、摘採適期(良い収穫のタイミング)で収穫製造できるようにするための工夫です。

飯塚さんの茶園では、例年より1週間以上早い新茶どきを迎えています。早い茶畑で、今週から収穫が始まります。

飯塚さんの新茶、今年は、新しい新茶商品も登場しますので、どうぞお楽しみに!


2021年04月12日
今年は桜の開花が早かったですが、新茶も早い傾向です。
写真は先週末の藤枝の有機茶園の様子。例年より1週間から10日ほども早い芽伸びです。

同じ静岡県でも、地域産地により状況は様々。

こちらは、ほんやまの有機茶園↓

例年より5日ほど早いです。

こちらは、りょうごうちの有機茶園↓

りょうこうちは例年並み。もともと収穫時期が一番遅い地域です。

芽伸び状況はまちまちですが、今年は早いところはとても早い新茶を迎えることになりました。

年により、3ほど早い、遅い、というのはよくあることですが、5日~10日も!!ということは、過去ありません。

地球温暖化の深刻さを感じている、今年の新茶です。
2021年04月05日

当会の茶畑の施肥にはおからも使っています。他の資材もいろいろ混ぜて発酵させて、自作の肥料を作り、茶畑にまきます。

今年の4/8は2回目のおからの日。「おからをおたからに」を合言葉に、2019年12月に制定されたそうです。
 https://okara.or.jp/

食物繊維や大豆タンパクを含むおからは健康食材として注目されていますが、私たちの茶づくりにとっては、それこそ「おからはおたから」です。

それで、今回は「おからの日」を皆さんにも知っていただければと思いました。

栄養価の高いおから。「積極的に食べることは、社会問題となっている“食品ロス低減”にも積極的に貢献することになります」ということは、当会がお伝えしている「茶殻の食材利用」と同じですね。

おからを使った料理と言えば「卯の花」しか思いつきませんでしたが、おからレシピをネット検索したら、おからを使ったお好み焼き、おから入りのチキンナゲット、ポテトサラダのようなおからサラダなどが出てきました。

皆さんも試してみてはいかがでしょうか?

ちなみに「卯の花」とご縁の深いお釈迦様の誕生日4/8をおからの日にしたそうですよ。

 

 

2021年03月26日
脱炭素化社会の実現に向けて、あらゆる分野でグリーンシフトが加速しています。

当会では、50年前から有機栽培という環境保全型農業を実践し、環境問題に取組んで参りましたが、ようやく後押しを受けられる時代になってきました。

もちろん環境問題には、今後も更なる取組みを行います。今は県内の食関連工場から出る残渣を堆肥化して茶畑に利用する、という地域資源の活用を強化中です。

さて、食の世界では、独自のグリーン基準の導入、商品パッケージのグリーン化(脱プラ化)、フードロス削減の取組み強化、アップサイクル食品の促進、などがテーマとなっています。

アップサイクル食品とは、廃棄されるはずの食材にひと工夫加えて生まれ変わった食品のこと。

今後、様々なアップサイクル食品が世の中の登場してきそうです。

家庭でできるアップサイクル食品、という訳で、今回は、茶殻を使った生ふりかけの写真の再登場です。

茶殻を刻んで、鰹節と醤油で和えるだけ。

ひと工夫加えて、おいしくて、栄養満点の食に、生まれ変わらせましょう!
2021年03月15日
写真は、県内の酒造メーカーさんから入手した酒粕です。

酒粕は、生きた酵母、各種アミノ酸、ビタミン、有機酸、食物繊維を含む酒粕は、昔から、健康増進に効果があると言われています。

酒粕を使った食べ物としては、甘酒、粕汁、わさび漬けなどがよく知られるところではないでしょうか。

昨今の健康ブームで、酒粕の栄養価が注目され、美肌やアンチエイジング効果も話題になっていますね!化粧品やサプリメントの原料にも使われています。

さて、当会の酒粕入手はもちろんお茶のため!

肥料資材として入手したものです。

酒かすは、食品としても、飼料、肥料としても江戸時代から利用されいます。

豊富な成分を含む酒粕は、直接植物の生育に働きかけるだけでなく、土の微生物層を豊かにし、土の有機物分解も期待でき、ボカシ肥の素材としても魅力的なのです。

農業利用としては高価なので、なかなか使えるものではありませんが、そこをなんとかしたいところ。

有機質の肥料資材の入手は、有機栽培の大きなテーマです。



2021年02月22日
日本茶インストラクター協会の会報誌に、こんな記事がありました。

昨年の11月に、奈良県立医科大学から「お茶による新型コロナウィスルの不活化効果について」がプレスリリースされ話題になったことは、以前お伝えいたしました。

新型コロナウィスルと市販のお茶を混ぜ、一定時間後にウィスルがどれだけ残るかを調べたもので、中には99%以上も感染力が減少したお茶もあった、ということでした。

さてその後。
12月上旬に、コロナウィルスに緑茶(抹茶)、紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶を処理した結果、いずれの茶種でも1分間で効果が認められたこと、12月下旬には、紅茶や緑茶がヒト唾液中の新型コロナウィルスを10秒以内に1/100未満に低下させることを、京都府立医科大学と伊藤園がプレプリントサーバのbioRxivで報告したそうです。

bioRxivとは、近年急速に広まってきている論文の発表様式だそうです。研究論文のオープン化やの迅速化が求められ、査読者のチェックを受けないまま発表するもの。

そのため「本プレプリントはまだ化学的知見について確定的な評価がなされていないため、内容を診断・治療や確固たる科学的知見としてニュースメディアなどで取り扱わないように」と記されています。

お茶とコロナウィルスの研究は、試験管内などの条件下で行われたもので、ヒトを対象にしたものではありません。

最終的には、ヒトに有用かどうかを検証されることを願うばかりです、という、静岡県立大学茶学総合研究センター長の記事でした。


お茶は古来より「養生の仙薬、延齢の妙術なり」と伝えられた飲物。お茶と共に過ごして参りましょう。
2021年01月31日
写真は、料理研究家の先生が作ってくださったブールドネージュという焼き菓子です。名付けて「お茶玉」。3種のお茶を使っています。

今期は、お茶の新たな需要を探るための農水省の助成事業に取り組んでいます。
当会では、
●抹茶
●粉末ほうじ茶
●粉末煎茶
の3種類の粉末茶の可能性を探る取り組みを行い、食関連の業者様から様々なご意見を伺わせていただきました。

それから、3種のフィナンシェも!

今回はじめて、ほうじ茶を粉末加工してみましたが、焼き菓子にとてもよく合うことがわかりました。

粉末ほうじ茶は、ぜひ商品化していきたいです。

抹茶も、クッキングにドリンクに使えるものを商品化予定です。

粉末煎茶はすでに商品化しておりますが、新しい飲み方や使い方の提案を探っていきたいと思います。

お茶の楽しさ、広げていきたいです!
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