茶畑からの文化伝承

Diary

画像: 有機茶の栽培技術勉強会

有機茶の栽培技術勉強会

2015年02月16日

有機系の茶づくりに取り組む11茶園が集まる一園逸茶の勉強会。

今回も充実の内容でした。午前中は牧ノ原で有機栽培に取り組む杉田さんの茶畑を視察。栽培指導の講師による茶樹の診断。ミネラルを与えた茶畑と与えない茶畑の比較では葉のツヤが異なりました。

杉田さんの紅茶をいただきながら午後の講義。お茶の甘みについてじっくり考察しました。一般のお茶の世界ではアミノ酸のうまみだけが評価されますが、有機の場合は化学肥料では作れないさっぱりした甘みを作ることができます。

これが世界ウケする味覚のポイント。またイヤな苦味の硝酸塩も少ない作物であることも大事なポイントです。そんなお茶栽培には化学の理解も不可欠。今回もホワイトボードに化学式が並びました。

講師が示した有機栽培で糖度17もあるほうれん草を作った例には驚き。収量も1.5倍に増えたそうです。実は有機栽培が本当の意味で成功するとこのような作物づくりが可能になるのです。茶栽培においては「駿河天狗の養生煎茶」が高ビタミンCを示しそれを証明しています。

ほうれん草の生産者は82歳とか。このほうれん草、レストランのシェフが買い占めてしまうそうです。一度食べてみたいですね。


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