茶畑からの文化伝承

Diary

画像: 有機給食を考える

有機給食を考える

2023年05月29日

今、有機給食の取組みが注目されています。

この本には、地域の自治体が様々はハードルを乗り越えて有機給食を実現させている事例が紹介されています。

既に、給食のお米の有機米100%を達成していたり、地元農家との連携で地産地消の割合を増やしたり、その背景には活発な地域社会の動きが見受けられます。

有機給食は、今、農水省が2021年に発表した「みどりの食料システム戦略」を追い風に、全国で注目されはじめている新しい動きなのです。

「みどりの食料システム戦略」の14の項目の中のひとつに、現在0.5%程の日本の有機農業面積を2050年までに25%に拡大、という目標が掲げられています。

EUの有機農業面積は既に8.5%程。日本より20年も早い2030年に25%を目標にしています。

では、どうやってEUが有機面積を拡大してきたのかというと、有機食材を学校給食に取り入れながら有機農業面積を拡大してきたという背景があります。

日本でも、まだわずかですが、地場産給食・有機給食に取り組んでいる地域があります。

地域の食材を中心に安全な食を子どもたちの給食に!というのは、あたりまえの親の願い。

当会としては「茶どころ静岡の給食らしく、せめてごはんの給食の日には有機茶を組み合わせて欲しいもの」と考えてしまいます。

お茶の花が咲き乱れ、ぼうぼうと伸びている耕作放棄のお茶の樹の姿です。

静岡の山の茶畑にはこのような荒れた茶畑が目立ちます。

有機一筋で頑張ってきた当会としては、有機給食の先駆者の地域の皆さんを見習って、地元で声をあげていかねば!です!


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