茶畑からの文化伝承

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画像: お茶の仕上げ

お茶の仕上げ

2018年05月17日

茶農家の皆さん、2018年産の新茶の仕上げと出荷に追われている時期。

写真の手前が「荒茶」です。奥が「仕上げ茶」です。

手前の荒茶には茎の部分(白い棒)が入っていますが、奥の仕上げ茶の写真は茎部が選別され取り除かれているのがわかりますか?

お茶の製造は「製茶工程」と「仕上げ工程」の2段階に分けられます。

原料茶と呼ばれる荒茶までを作る「製茶工程」と、その荒茶を商品に仕上げる「仕上げ工程」です。

仕上げ工程では、茶の茎部を取り除いたり、大きさを揃える選別をしたりした後に、最終的な火入れをして商品のお茶にします。

ちなみに、お茶屋さんは写真手前の状態で茶葉を購入し、それを仕上げて茶商品にしています。日本のほとんどのお茶が栽培する農家と商品化するメーカーに分業化されているわけです。

当会のような栽培からの一貫生産は、とても希少な茶づくりスタイルなのです。

このようなお茶は、自園茶(じえんちゃ)、自園自製(じえんじせい)などと呼ばれています。
自園、自家栽培、自家製造茶の略ですね。

ワインで言えば、メーカーワインとは異なり、ぶどう畑とワイン醸造所を持つ元詰めワイン。シャトーワインと呼ばれるものと同じ一貫生産というわけです。

作り手の個性が光ります!








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