茶畑からの文化伝承

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画像: 茶草場農法

茶草場農法

2013年09月29日

世界農業遺産に認定された静岡県の茶草場農法。写真は当会のほんやまの有機茶園の茶畑横の茶草場です。草刈り機で草を刈っているところ。

茶草場農法とは、ササやススキなどの茶草と呼ばれる山草を刈り取り、土づくりのために隣接する茶畑に敷き込む伝統的な農法です。「茶草を敷くと良質なお茶ができる」と言われ脈々と受け継がれてきました。

冬の間、茶園に茶草を敷き詰めることによって、土の温度と湿度が保たれ、ふかふかの土壌になります。さらに、毎年茶草刈りで人の手が入る半自然草地が維持されていることで、希少な植物が維持され固有の生物が生息できる環境が守られています。

こうしたお茶の生産と結びついた草地管理とそのことで維持されてきた生物多様性、茶草を利用した文化の継承などが評価され、今回、世界農業遺産に認定されました。

当会の茶畑でも昔から茶草場農法を行っています。
静岡の山のお茶はこのような自然を利用した農法により、おいしいお茶をお届けしてきたのです。やっぱりお茶は静岡です!


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