茶畑からの文化伝承

Diary

画像: 玉露

玉露

2014年05月26日

ほんやまの有機茶園で最後に収穫製造する新茶が玉露。被服をしてゆっくり芽を育て緑色の濃いうま味の強いお茶を作ります。

有機栽培で品質の良い玉露を作るのは至難の技。
遮光しますので柔らかく甘い生葉が育ちますが、実はこれは茶の樹にとってはとてもダメージが大きいこと。

光を遮られ植物の生命活動である光合成をしにくくなるためです。
だから被覆栽培をすると茶の樹は痛んでしまいます。
玉露を作る茶の樹はよほど丈夫に育てなければなりません。

そのため一般の栽培では化学肥料をたくさん使います。
柔らかくて甘い芽になるため病害虫にも弱く、農薬もたくさん使います。

当会の斉藤さんのように有機栽培で、農薬も化学肥料も使わず品質の良い玉露を作るための丈夫な茶の樹を育てる技術はなかなか他にはまめのできない技術なのです。

丹精込めて育てる分、仕上がりも非常に気になります。
玉露のような高級茶は、一番小さい35kgの製造ラインで丁寧に作ります。
写真は、精揉機の前で茶の葉のチェックをしているところ。

気になって気になって、つきっきりでお茶が揉まれていく過程を確認しています。
その様子は見ているだけで手づくりの良さが伝わってきます。


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