茶畑からの文化伝承

Diary

画像: お茶いれのお稽古

お茶いれのお稽古

2016年02月29日

先日らでぃっしゅぼーやさんの本社でお茶講座「お茶いれのお稽古」を開催しました。

おいしいお茶の3つの基本。「良い茶葉」「良い水」「良い急須」。お話しはここから始まります。

日頃のお茶いれもちょっとした理解からコツが身について行きます。おいしいお茶いれはまず茶葉の性質を知ることからでしょうか。

なぜお茶は「熱い湯でいれてはダメ」と言われるのでしょう。それは苦くなってしまうから。ここまではご存じの方が多いですね。でも、茶葉には熱湯でいれても抽出時間をおかずにさっといれれば苦味が出ないという性質があります。

一煎めをいれた後に急須のフタをずらしておきましょう、と言うのは二煎めをおいしく入れるポイントですが、これは茶葉の蒸れを防ぐことで次のお茶がおいしくはいる、という意味です。つまり茶葉は蒸らさない方がおいしくいれられる、ということ。

だからおいしさを追求した本格的なお茶いれでは急須のフタは使いません。フタをすると茶葉が蒸れてしまいますから。

このように茶葉の性質への理解を深めていくことでお茶いれのコツがわかってきます。当会では「茶術」と呼んでいるお茶いれ技術。あまり講座はやりませんがとても良い講座になりました。もっと開催して欲しいという声もいただき、今後に向けて開催の機会を考えてみようと思っています。


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