茶畑からの文化伝承

Diary

画像: 若手茶農家の育成

若手茶農家の育成

2013年01月10日

伝統のお茶いれ技術を基礎から学ぶ当会の若手茶農家。両河内と藤枝の有機茶園の後継者2人。ほんやま産地の有機茶農家の大先輩、斉藤さんを先生にみっちり基礎を学んでいます。

今日はお茶いれの基礎なので急須は使いません。お茶いれの勉強と言っても急須を使うのはずっと後。まずは茶葉を見る力を養うところから学びます。

当会のお茶いれ技術は茶道とは異なります。お作法やお点前ではなく、いかに茶のうまみを引き出すのかに集中した技術ですから、私たちは「茶術」と言っています。

写真はひとつのお茶を手で5つに篩い分けたところ。ひとつのお茶を5段階に分ています。どのように分けるかというと、収穫した時の茎の下の一番下の硬い葉の部分から先のやわらかい葉の部分までを5段階に分けます。

このようにひとつのお茶を分解して検証していくことで、このお茶の性質や特徴だけでなく栽培や製茶の欠点を見つけていくことができます。ですから、お茶いれだけでなく若手2人の製茶や仕上げの技術向上にももってこいの勉強。

伝統のお茶の技術をしっかり伝え守る。山奥の茶園で茶農家寺子屋の1日でした。


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