農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
ホームDiary
Diary
Diary:290
«前のページ 1 ... | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 次のページ»
2014年01月01日
いよいよ2014年の年明けです。心機一転の節目。良い年にしたいものですね。

さて、写真はりょうごうちの茶畑と柚子の木。山の茶畑には栗の木や柿の木などいろんな木が生えていて、お茶の樹は季節ごとの実りとともに一年を過ごしています。

お雑煮やお鍋に冬の香りを添えてくれる柚子。香りは味覚を刺激してくれるおいしさには欠かせない役割があります。

良い香りというのはアロマテラピー効果も高く、味覚だけでなく私たちの精神にも働きかけてくれます。お茶の香りもとても良い効果を与えてくれます。
同じ一番茶の煎茶でも、5月に収穫した時には新茶の新鮮香(しんせんか)が香り、5月病や梅雨のうっとうしい季節のリフレッシュには最適の香り。秋冬になると熟成が進み深い味わいのお茶になり、落ち着いた香りに変化してきます。

中でも山のお茶の香りは別格です。今年も自然豊かな山のお茶を心を込めてお届けして参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2013年12月05日
お茶の花です。
茶の畝の隅に咲いていました。秋に咲きますがまだチラホラ見かけます。お茶はツバキ科なのでツバキに似た白くてかわいい花が付きます。
お茶の樹は刈りそろえて整えてしまうので、茶畑一面に花が見られることはありません。花が付くのは刈り残した畝の隅の方だけ。
だから、お茶の花ってあまり知られず珍しいようです。
2013年11月22日
ほんやま茶の秋のイベントのひとこま。ほんやまの有機茶園の斉藤さんが茶娘さんたちに玉露をいれているところです。
静岡県で唯一の有機栽培による玉露です。化学肥料で育てた甘みとは異なるなんともいえない受け入れやすい濃厚な甘みがあります。
本格的なお茶いれで至極の一杯がいただけます。
他のお客様からは珍しそうに「こんなにちょっとなの?」という声が。でも口にふくむと、ため息がこぼれるうま味のかたまり。なるほど、ガブガブ飲むお茶ではないことが説明なしに理解できます。有機でこの品質の玉露は斉藤さんしか作れません。今期の玉露の出来栄えも上々。感動の味わいです。
2013年10月30日
有機茶と言えば「農薬や化学肥料を使わない安全なお茶」という理解が一般的。これまでそれ以外の価値はなかなか伝えられてきませんでした。

もっと明確にはっきりそれを教えて欲しい、というのが消費者の皆さんの本音ではないでしょうか?

それで今、一般の栽培と有機栽培の違い、そして更に私たち静岡有機茶農家の会の栽培の違い、いわゆる当会ならではの栽培理論を、消費者の皆様にわかりやすく明確に伝える取り組みをしています。

専門分野の理論をわかりやすい説明に落とし込むのはこれがなかなか至難の業。でも皆様のご意見を伺いながら、ご納得いただける説明がまとまりつつあります。
お茶講座などでのお客様のご反応やご意見を伺いつつ、現在そのまとめに入っています。

完成しましたら、きっとご納得のお茶との出会いの再確認をしていただけると思います。どうぞお楽しみに!
2013年09月29日
世界農業遺産に認定された静岡県の茶草場農法。写真は当会のほんやまの有機茶園の茶畑横の茶草場です。草刈り機で草を刈っているところ。

茶草場農法とは、ササやススキなどの茶草と呼ばれる山草を刈り取り、土づくりのために隣接する茶畑に敷き込む伝統的な農法です。「茶草を敷くと良質なお茶ができる」と言われ脈々と受け継がれてきました。

冬の間、茶園に茶草を敷き詰めることによって、土の温度と湿度が保たれ、ふかふかの土壌になります。さらに、毎年茶草刈りで人の手が入る半自然草地が維持されていることで、希少な植物が維持され固有の生物が生息できる環境が守られています。

こうしたお茶の生産と結びついた草地管理とそのことで維持されてきた生物多様性、茶草を利用した文化の継承などが評価され、今回、世界農業遺産に認定されました。

当会の茶畑でも昔から茶草場農法を行っています。
静岡の山のお茶はこのような自然を利用した農法により、おいしいお茶をお届けしてきたのです。やっぱりお茶は静岡です!
2013年09月23日
今年の春に苗木を定植した茶畑です。根が付き秋芽が伸び始めています。

年老いたお茶の樹より若い茶の樹の方が勢いのあるおいしいお茶が採れます。時を見て新しい茶の樹に植え替えていくのですが、これがなかなか大変なこと。お茶の樹木は経済収入になる成木になるまで7年かかります。写真のような植え替えた茶畑はしばらく収入にはなりませんから少しづつ計画的に進めなければなりません。

更に、植える品種選びも重要です。どの品種がここの茶畑に合うか、将来皆様が喜んでくださるであろう品種は何か?味覚にも流行りや時代の流れがありますから、先を見込んで品種を選びます。最近では品種による成分の違いなども注目されています。

何年もかけて育ていくので思い入れが入ります。
そんなことがおいしいお茶ができるひとつの要因なのかもしれませんね。

りょうごうちの有機茶園の期待の後継者が定植したこの茶畑。これから自分のお茶を作り上げていく若き茶職人にどうぞご期待ください。
2013年09月01日
ベトナムの釜炒り製法の緑茶です。ベトナム出張帰りの方にいただきました。

ベトナムでどんな緑茶が作られているのか興味深々で試飲したところ品質の良さに驚かされました。茶農家の皆さんもとても誉めていました。

ベトナムの緑茶もEUなどに輸出されていることは聞いていましたが、この品質のものが出回っているとしたら、日本の緑茶もよっぽど頑張らねばなりません。

このお茶の素性を確認したところ、政府関係の方から入手した現地でも庶民には手の届かないクラスのお茶とか。もちろん無農薬の栽培です。それを聞いて納得。

このお茶の一番の印象は「好感がもてるお茶」ということ。丁寧な作りには人の手を感じさせられ、嫌味のない上品な味わいには品格があり素直に自然の風味が生かされています。農薬や化学肥料を使った栽培では醸し出せません。

好感が持てるお茶。人の心と自然の素晴らしさを形にしたものが、好感を感じさせてくれるのだと思います。当会でもそういうお茶を提供していきたいです。
2013年08月25日
今年は富士山が見えにくい夏です。真夏のスカっとした青空がなく、霞がかかったような空に富士山が隠れてしまっています。写真は珍しく姿を見せたこの夏の富士。うっすら山水画のような映りですがこれはこれで美しい姿でした。

富士山のてっぺんに白い雲がかかり、ちょっと雪のように見えますね。

今年の夏もおかしな気候で水不足にゲリラ豪雨の全国ニュースが流れます。静岡でも午後に急に雷が鳴って大雨になり足止めをくらったり、雲行きの怪しい日がちらほら。
夏の気候は翌年の新茶にも影響します。この夏を無事に乗り切れますように。



2013年08月12日
暑い夏。本格的なアイスティーはいかがですか?

リーフから作るとおいしいです。紅茶の琥珀色の透明感にも「涼」を感じることでしょう。作り方は「基本のアイスティー」をご覧ください。

国産紅茶はクリームダウン現象(透明な水色にならず濁ってしまう現象)が起こりにくいのでアイスティーにもおすすめなのです。

透明感のあるアイスティーが作れたら大成功!と思って試してみてください。
2013年08月04日
全国11軒の有機系茶園の勉強会。当会が声をかけて発足し、定期的に勉強会を継続しています。いわば当会の勉強会スタイルの全国版です。

お互いの情報交換により栽培技術向上のスピードを早めることができます。全国の情報も集まるのも良いところ。

勉強会内容も今回からレベルアップ。全茶園の試飲会も行いましたが全体的な品質向上も認められ講師も大喜び。

お茶がおいしいということは本当にいいことです。

さて、当会のすけむねの有機茶園の後継者、飯塚さんはこれから賞狙いの紅茶づくりに取り組みます。勉強会を通じてだいぶ紅茶の栽培のことがわかってきています。いよいよ本格的にピンの紅茶栽培に取り組んでいきます。若い力にどうぞご期待ください。
2013年07月26日
煮出して冷やす夏の煎じ茶。夏バテ防止にはやっぱり緑茶!

お茶は妙薬。昔はお茶は薬でした。そして緑茶に含まれる豊富な成分を抽出するために煎じていました。水出しでは薬効成分が存分に抽出できません。
煎じて冷やすことで夏においしい冷茶ができます。

【1リットルの冷水ポットに作る場合】

(1)煎茶を計量スプーンの小さじに山盛り3杯+水700mlを鍋にいれ火にかけます。沸騰したら火を止めます。



(2)冷水ポットに半分ほど氷を詰めます。

(3)茶こしを使って鍋のお茶を冷水ポットに注ぎます。

(4)冷蔵庫で冷やします。ポットの熱が気になる場合は冷水にさらしてさまします。フタをして蛇口の水に少しあてるとすぐに冷めます。(容器の熱だけなので)
すぐにいただく場合は氷を詰めたグラスに注ぎます。

是非お試しください。
番茶や玄米茶を使う場合の茶葉の量は計量スプーンの小さじに山盛り4~5杯です。

2013年07月15日
7月14日(日)撮影の富士山です。

今は富士山はなかなか姿を現さない時期。富士山は毎日見える山ではありません。静岡にいても見える日は意外と少ないのです。

そして毎回異なる表情を見せてくれる富士山。この日はうっすらと幻想的なシルエットが見える日でした。富士山はシルエットも美しいです。

富士山を見る度に、お茶も富士山のような存在でありたいと思います。

壮大な自然の美。
日本の精神の象徴。

そんなお茶を守り伝えていきたいものです。



2013年07月07日
今年の七夕は天気が良かったので織姫と彦星はきっと会えたと思うのですが・・・。

世界遺産の富士山に、話題になった三保の松原の天女姿のまるちゃんの飾り。(※清水はちびまるこちゃんの作者さくらももこさんの出身地です)

清水は三保の松原、まるちゃん、そしてお茶も有名な地域です。中でも清水の両河内(りょうごうち)地域は知る人ぞ知る銘茶産地。品質の良い山のお茶。こだわる方が選ぶお茶です。

ちびまるこちゃんの登場人物の中にも両河内のお茶で育った子供がいたと思います。小さい頃から良いお茶を飲んでいるとお茶好きになって、自然に一生自分の健康を守る暮らしができるというもの。

そのくらいお茶は健康に良い飲み物です。おすすめはなんといっても栄養価が一番高い一番茶。当会の煎茶は全て一番茶100%です。(通常安い煎茶には二番茶が使われています。)一番茶100%の品質は茶農家の皆さんにとっても譲れないこだわりです。飲んでくださる皆様の健康を守るお茶でありたい。手間ひまのかかる有機栽培だからこそ、そんな思いも強いのです。
2013年07月04日
写真は、りょうごうちの有機茶園の在来種茶畑。二番茶の芽が赤い色をしています。

在来種というのは種から育った品種茶ではないお茶。種からできるお茶の樹はそれぞれがいろんな特徴を持っています。10粒のタネがあったら10種類の個性を持つ茶の樹になるわけです。

ですから、在来種の茶畑の茶の樹の芽が全て赤いわけではありません。このような赤い芽をした茶の樹もあるというわけ。伸びると緑色の葉になりますが、ちょっと珍しいのでUPしてみました。

やぶきたのような優秀な品種と比べると、品種の優劣という点では在来は劣るのですが、特有の風味と素朴さはこれはこれで良いものです。

ここの茶畑は何と100年前のもの。今では在来の茶畑を持つ茶園は全国的にも少ないので貴重です。

現在この貴重な在来の茶畑を見直そうと、施肥や栽培方法を変えて茶づくりに取り組んでいます。近いうちに在来種のお茶もUPする予定ですのでどうぞお楽しみに!
2013年06月23日
この写真は今年1月の三保の松原。ユネスコの世界遺産委員会は22日、日本の富士山を、静岡県の三保松原を含めた形で世界文化遺産として登録することを決めました。登録されて三保の皆さんも大喜び。

静岡と言えばやっぱり富士山!そしてお茶!富士山にあやかって静岡茶も世界から注目されたいものです。今、海外では日本茶ブーム。実は外国人の日本みやげの人気No1は日本茶なのです。

お茶は富士山と同じく日本の文化の象徴。富士の国ニッポンの皆さん!良いお茶のある暮らしを見直してみませんか?
2013年06月11日
お茶の生葉の天ぷらは茶どころならではのお楽しみ。桜えびと一緒に揚げるととてもおいしいです。お茶の生葉を使った料理はアイデア次第ですが、簡単でポピュラーなのはやっぱり天ぷら。もちろん当会の生葉なら無農薬なので安心です。

お蕎麦に乗せても良いですね!

これまでに生葉を使ったお料理をいくつか考えてきました。お茶の生葉を刻んで炊き立てのご飯に混ぜるとさわやかにいただけます。また刻んだ生葉を餃子のタネに混ぜてもヘルシーです。魚のお腹に詰めて蒸せば臭みけしのハーブとしての効力も発揮してくれます。

機会を見てお茶のお料理もご紹介したいと思います。
2013年05月27日
すけむねの有機茶園で育てるベルガモットの苗です。ベルガモットは非常に苦味が強いために生食には向きませんが、このベルガモットで着香した紅茶がアールグレイです。

国産の有機紅茶と無農薬のベルガモットで作る国産のアールグレイ。早く飲みたいのですが実が稔るまであと3年待ちです。

お茶の樹もそうですが収穫できるまで育てるのに年月がかかります。何事もじっくり育ててこそ本当ですが、今は何でも早く早くとせっかちな時代、すぐに結果を求めてしまいます。

時間がかかるものはかかる。大地に根を張る樹木のように、どしっと構えて参りたいものです。
2013年05月18日
山奥まで来てくれてありがとう。みんなで手摘みをする予定が雨のため1週間延期になっての開催です。

1畝だけをを残して新芽を伸ばしてお客様をお待ちしておりました。
伸びすぎると煎茶には向きませんが、釜炒り茶ならちょうど良い伸び具合。

皆さんと摘んだ生葉をフライパンを使って「なんちゃって釜炒り茶」づくりに挑戦。生葉を加熱することで茶の発酵を止めて、手で揉む。これを1時間ほど繰り返すと「釜炒り茶」完成です。
2013年05月13日
興津川上流域の知る人ぞ知る銘茶産地、両河内(りょうごうち)の有機茶園では今が新茶本番。ようやく今週から新茶のご注文の受付けを開始いたします。

この日は藤枝市やいなばの有機茶園の塚本さんが「自分のところは収穫が終わったから、勉強がてら岩崎さんのところを見にいくよ。」とやってきました。

写真はりょうごうちの茶園の後継者の忍君が塚本さんのアドバイスに耳を傾けているところ。仲間うちで技術向上の情報交換できるのも当会ならではの良いところ。

今期のお茶には甘みがのっています。仕上がりをどうぞお楽しみに!
2013年05月07日
ほんやまの有機茶園はただ今新茶真っ盛り。今年の新芽は葉肉も厚く素晴らしく良い状態でしたので大いにご期待ください。甘みもばっちりのっています。


ここの茶園では、かぶせ茶や玉露の被覆茶も作っています。被覆茶は煎茶の収穫製造後に取りかかります。被覆茶の完成は5月終わりになるでしょうか。こちらも楽しみにしていてください。

今年は会の茶園全体で取り組んできた新しい技術の成果が出ています。ほんとうにおいしいですよ。今までにないスッキリした甘みとキレの良さを感じていただけると思います。
«前のページ 1 ... | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 次のページ»
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス