農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2020年10月
Diary:2
2020年10月19日
茶園では、秋の仕事何に忙しくしております。

秋芽と言われる秋に伸びてくる芽は、秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)への加工、又は秋整枝(あきせいし)という、お茶の樹を刈揃える作業が行われます。

秋に茶の樹を刈り揃える作業は、来年の一番茶の収穫に影響する作業です。一番大きなな目的は、一番茶の芽数をコントロールすること。一番茶の収量構成を理想に近づけるために行います。

お茶は、収穫量が多ければ良いというわけではありません。良好な品質は、それに伴う適正な収量とのバランスがありますので、秋に行われる管理でそれを調整します。

近年は、気候の変動が大いです。昨年のような今までにない暖冬など、茶の樹は予想もできないような気象条件にさらされます。

先の気象を見越した管理がとてもやりにくくなっていますので、もしまた暖冬になったら?雨が少なかったら?多かったら?といった場合の臨機応変な対応策も考えなければなりません。

いつまでも、おいしいお茶を作る続けるためには、自然とともに歩む知恵と工夫が必要な有機栽培です。


2020年10月03日
同じほうじ茶を、軟水と硬水でいれた写真です。

手前が静岡の水道水、奥が硬水でいれたほうじ茶です。硬水にはミネラルウォーターの中でも硬度の高いエビアンを使いました。

水色(すいしょく)がぜんぜん違いますね!

硬水は、お茶の水色が出やすいという特徴がありますが、ご覧の通りです。

水色の違いはともかく、問題は味わいにどのような違いが出るのか?

今、新しいほうじ茶を企画中です。試作を繰り返して参りましたが、ようやく納得の仕上がりに。香ばしい焙煎香、味わいはふくよかで甘みも感じます。

満足したところで、硬水でも試してみました。ほうじ茶は海外でも人気があるので、硬水でいれたらどんな味わいになるか、お試しです。

「お茶は水が命」と言いますが、お茶の味わいは使う水に大きく影響されます。

硬水の場合、水のキレの良さがそのままに、とてもキレの良いほうじ茶になりました。日本の水で感じるまろやかさとは正反対のシャープさです。でも、これはこれで面白いです。

ぜひ海外の方の反応もうかがってみたいところです。

新商品のほうじ茶。どうぞお楽しみに!
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