農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
ホームDiary2024年1月
2024年1月
Diary:2
2024年01月24日
昨年12/12放送のNHKヒューマニエンス 40億年のたくらみ 「“植物”支配者は周りを動かす」をオンデマンドで視聴しました。

移動できない作物は、動物や昆虫、人間を支配して進化・発展してきたという面白い内容でした。

見ていて納得。有機栽培で茶の樹の生態と向き合っていると、動物よりも植物の方が優れている生き物であることをしばしば思い知らされます。

番組の最後の方に、九州大学の立花宏文氏から緑茶カテキンの最新研究のお話しがありました。

エピガロカテキンガレーロ(EGCG)という緑茶カテキンがあります。

これをヒトのがん細胞に振りかけた実験検証の結果、癌細胞の細胞膜にEGCGが結合したそうです。

調べてみると、癌細胞の細胞膜には、EGCGと結合する受容体が数多く見つかりました。

そして、より多く結合すると遺伝子にスイッチが入り、癌細胞はアポトーシス(自然死)を起こすことがわかったそうです。

つまり、がん細胞を死にいたらしめるということです。
緑茶ってすごいですね!

更には
「私たちの研究で、お茶のカテキンとみかんの柑橘類のポリフェノールを一緒に取ると、カテキンの抗肥満作用をだいたい3倍程度増やすことができることがわかりました。」とのこと。

日本の冬は、昔ながらに「お茶とみかん」が良いようです。
2024年01月13日
年明け早々に予定通り、土壌の勉強会を行いました。当会の茶農家はじめ、他県の有機茶農家さんらも参加。

今回は土壌の物理性の調査方法を学びました。土壌の色で腐植を判断。


土壌をまるめて伸ばして鉛筆くらいの棒状になれば理想的。


器具を使い、土壌の硬度を60cm下まで調べています。


それから土壌の透水性の調査。いわゆる水はけの良さの調査です。



午後は座学。

活発に質問や意見交換が行われました。

これまで、土壌の化学性を学んできた茶農家メンバーです。物理性が整った土壌でなければ、化学性を考慮した施肥設計もうまくいきません。

改めて、土壌の基本を意識できた勉強会となりました。

今年も良い茶づくりを追求して参ります!
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス