農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2017年8月
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2017年08月20日
農研機構の池田成志先生の講義。微生物のセミナーに参加してきました。

農業は微生物と深い関わりを持っており、微生物は作物の味や香りに関わる重要な役割を果たします。栽培に力を入れている当会の茶農家一同、微生物には興味大です。

池田先生は微生物のための土壌環境には「窒素は控え炭素が大事」と言っておりますが、当会の茶畑は既にそのような管理を行っています。

講義ではヨーロッパの有機農業(ワイン)の世界の興味深い話しを聞きました。植物に強制微生物の研究が一番進んでいるのはワインの世界だそうで、良い香りを作ってくれる微生物とどのように共生させるか?ワインの成分も微生物から予想するなんてことも行われているようです。

そんな中、当会のお茶のお届けに自信が持てるお話しを聞くことができました。

お茶にもいろんな品種がありますが、ワインにもいろんなぶとうの品種があります。
品種はそれぞれ異なる個性を持っていますから、作り手としてはその個性を最大限に生かされた作物を作りたいもの。消費者の立場としてもそういうものを楽しみたいですよね。

それが、化学肥料を使用すると品種に関わらず同じようなものになってしまう、ということが微生物の分析グラフで示されていました。有機の方が品種の個性が出る、という結果です。高級ワインはこのような内容が重視されますがお茶も同様。

有機栽培により品種茶の個性が発揮されるということは、定番のやぶきた品種の個性も発揮されているということになりますから当会の栽培管理に自信が持てます。

微生物の世界の研究は近年急速に発展しているそうです。当会の勉強会のテーマとしても今後一層「微生物」を学び、より良い茶栽培を目指していきたいと考えています。
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