農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2025年04月07日
桜の後は、新茶の季節。

写真は、ほんやまの有機茶園。息吹た新芽はこれからグングン成長していきます。

収穫シーズンに向けて、この後の気温や雨量が気になる今日この頃。

近年は気候が不安定で予測が難しいです。

今年は暖かくなったり、寒くなったりしてお茶の成長の様子も調子が狂っているもよう。

早い収穫予定の畑、遅い収穫予定の畑の順番が狂い、全ての畑が一気に収穫時期を迎えてしまいそう、と心配です。

茶園というのは、収穫シーズンの間、順番に収穫して製造していけるように、日当たりの向きを変えて畑を作ったり、品種(早生・晩生)を選んで植えています。

それなのに一気に収穫を迎えてしまうと大変!自然相手で毎年ドキドキの新茶です。

新茶を思う桜の季節、あともう少し楽しめそうです。

浅間神社の桜



駿府城のお堀の桜




2025年03月14日

先日開催されたSOFIX実践・事例研究会(オンライン)にて、静岡有機茶農家の会が、有機栽培技術の発表を行いました。

アーカイブ配信がされましたら、改めてご案内させていただきます。

発表の中では「有機栽培による新しい生葉品質」として、養生煎茶の紹介をしました。

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・糖度が高い
・ビタミンCが豊富
・抗酸化力が高い
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既に、有機栽培でこのような生葉が実現しています。

今回は、ビタミンCにも注目しました。

ビタミンCは、さまざまな成分と相互作用し、それぞれの働きを高める作用があります。

有機栽培によって、ビタミンCが豊富な茶葉を育てることで、お茶に含まれるさまざまな成分と相互作用し、さらに高い健康効果が期待できます。

例えば・・・

・カテキン×ビタミンC→抗酸化作用が強化され、免疫力アップ!

・テアニン×ビタミンC→リラックス効果向上、ストレス軽減

・カフェイン×ビタミンC→疲労回復促進、覚醒作用のサポート、
などなど

ビタミンCが豊富な養生煎茶は、いいこといっぱいです!


 

2025年03月03日

3/10(月)開催の「SOFIX実践・事例オンライン研究会」のご案内です。

このたび、SOFIXという土壌の生物性の検査機関主催のオンライン研究会にて、当会の有機茶の基本栽培技術を発表する運びとなりました。

発表は<テーマ2>の19:00~となります。

参加登録をいたしますと、当日視聴が不可能でもアーカイブのお知らせがいただけます。
1回限りでどなたでもゲスト参加可能ですので、ぜひ!

<第19回SOFIX実践・事例研究会>
日時:2025年3月10日 (月)18時~20時
ZOOMによるオンライン方式で開催

<テーマ1> 「地域住民でつくる生ごみ循環と液肥活用 ~MEGURU STATIONの事例紹介~」 アミタ株式会社地域デザイングループ 宮﨑 希如子 人間環境大学総合環境学部 甲斐 貴光

<テーマ2> 「農家とともに、有機茶の栽培研究30年 ~生物多様性から生まれた新しいお茶の世界~」 静岡有機茶農家の会 事務局 南條美和子 人間環境大学総合環境学部 甲斐 貴光

■開催方式
ZOOMを利用したオンライン会議方式

■参加方法
下記の申込フォームから参加登録してください。すぐに参加の招待状(ZOOMのURL)が自動返信されます。

参加登録はこちらから ↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/62722827846950

■参加対象
・SOFIX農業推進機構の会員
・SOFIX診断士 ・非会員の場合は1回にかぎりゲスト参加が可能

■後日配布資料とビデオ配信 当日、ご都合が悪くて参加できない方のために、後日、発表資料のPDFとビデオ(質疑応答部分は除く)を配信いたします。
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一般社団法人SOFIX農業推進機構
http://sofixagri.com
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専門的な内容となりますが、ご興味を持っていただければうれしいです。地道な努力を重ねてきた茶農家さんの集大成です。

2025年02月17日
先日、静岡市有機茶検討会の茶園視察が行われ、市内2つの有機茶園を回りました。

午前中は清水区の杉山さんの有機茶園

「静ー7132」という品種を栽培している造成地の茶畑を見学しました。

午後は、静岡有機茶農家の会のほんやまの有機茶園。斉藤さんの茶園の視察でした。

樹勢の良さ、葉の色ツヤの良さ、柔らかい土壌に皆さん驚かれていました。

徹底した栽培管理と育土による成果ですが、畑に向かう心構えに感銘を受けた方も多かったのではないかと思います。

「斉藤さんの茶づくりは、ドキュメンタリー番組ができますねえ」とおっしゃられていた方も。

たかがお茶、されどお茶。当会では、生真面目に茶畑と向き合う姿勢を守り、皆さまにおいしいお茶をお届けしていきたいと思います。
2025年01月17日
ほんやまの有機茶園にて、他県の茶農家仲間も集まり行った勉強会の様子です。

今回学んだことの中に、根がアミノ酸を吸収するためのトランスポータが、APPI(2007年)、LHT6(2014年)に発見されているという内容がありました。それを聞いて、ふと疑問に思ったことがありました。

当会では、「植物は根からもアミノ酸を吸収する」ということが認められていない時代、30年以上も前から、いかに根からアミノ酸を吸収させるか!を追求してきました。

「学術的に認められていないのに、なぜ農家は当時から植物は根からもアミノ酸吸収をすると思っていたのか?」と、やいなばの有機茶園の塚本さん(74)に聞いてみました。

「当時にもその研究をしている先生がいたんですよ。私は京都大学の小林先生の記事を読んで、そうか!植物は根からアミノ酸吸収をするのか、と思った。いろいろな有機物を畑に与えて試行錯誤する中で納得できた。」とのことでした。

農産現場では、科学的な証明を待っているわけにはいきませんから、とにかくいろんなことをやって成果を出していきます。

そういう意味では、農家による現場での研究はある意味、最先端なのかもしれません。

「現場先行、科学的証明は後追い」と思うことが多々あります。

有機茶栽培の現場が望む研究が行われていない実態もあります。

そろそろ何とかならないものかと思う今日この頃です。
2024年11月30日

先日、島田市で開催された、農研機構の有機茶シンポジウムに参加して参りました。


研究者による研究は、当会の有機茶農家とは視点が異なることを実感しました。

これは、どのような害虫に、どのようなBT剤(人畜に対して安全性の高い自然界から見つけられた成分による殺虫剤)が効果があるのか。有機栽培に使用可能なBT剤の研究です。

ちなみに当会では、有機JAS認証で認可されている殺虫剤も一切使用していません。 生物多様性の視点から、有機栽培に取り組んで参りましたので、害虫は殺さない、共存しながら有機でおいしい茶づくりを追求してきたからです。

これらは、茶に発生する病害です。 これらの病害に対しては、品種で対応できるように研究が進められています。

「さえあかり」と「せいめい」という茶品種が、病害抵抗性が強く、雑菌剤「ゼロ」栽培が期待されるという研究報告でした。

この点も当会の考え方とは異なる視点です。

当会では、病害に強い品種を選ぶというより、どのようにして病害に強い茶樹を育てるかを考えてきました。

有機栽培で育てにくいと言われている「やぶきた」を、どうやって有機で品質良く育てられるか。

結果、養生煎茶のような皆さんに喜んでいただけるお茶ができました。

そして、それにより培われてきた技術力に自信があります。

今、有機栽培が推奨される時代となりましたが、やはり大切なのは品質なのだと思います。

2024年10月28日

東京ビッグサイトで開催されたドイツ発のオーガニック見本市、ビオファジャパンに参加して参りました。

今回は、そのセミナーより「作物は中身が大事」というお話しです。

高品質有機栽培の指導者の小祝先生から、農薬や化学肥料が使われていなかった昔の野菜と今の野菜の比較の表が示されました(100g中の含有量)
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ほうれん草
<1951年>
ビタミンA 8,000mg
ビタミンC 150mg
鉄分  13mg
<2001年>
ビタミンA 700mg
ビタミンC  35mg
鉄分  2mg
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人参
<1951年>
ビタミンA 13,500mg
ビタミンC 10mg
鉄分 2mg
<2001年>
・ビタミンA 1,700mg
・ビタミンC 4mg
・鉄分 0.2mg
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みかん
<1951年>
・ビタミンA 2000mg
・カルシウム 29mg
・鉄分 2mg
<2001年>
・ビタミンA 14mg
・カルシウム 16mg
・鉄分 0.1mg
---------
1951年といえば、まだ農薬や化学肥料が使われておらず、有機農業しかなかった時代です。

今の野菜は当時と比較して45~99%も各成分が減少しています。

だから、栄養価の高い有機農産物を選んで食べましょう!と言いたいところですが、実はそうではない。

現代の有機農産物は、慣行栽培と成分量が変わらないものも多いというのが実情です。

まだまだ有機栽培技術が低いものが多いということ。

でも、きちんと技術が伴った有機農産物は栄養価が高い。有機農産物はそういうものを選ぶ「中身で買う時代」とのことでした。

そんなセミナーとブースの中で、ビタミンC含有量が豊富な「駿河天狗の養生煎茶」は、高品質有機栽培のお茶として紹介していただきました。

 

 

 

 

 

2024年10月24日

ビオファは、ドイツ発のオーガニック見本市です。

当会では、ジャパンバイオファーム(通称JBF)のブース内で、有機茶のPRを行うことになりました。


JBFの代表の小祝政明さんは、高品質有機栽培指導の第一人者。

その指導の成果のお茶としてPRさせていただきます。

当会では、30年ほど前からいち早く小祝さんの指導を受けてきました。まだ有機栽培が手探りの時代でしたから、一緒に研究してきたと言えるでしょうか。

そんなこんなで、国内で有機茶の高品質栽培といえば「静岡有機茶農家の会」なのです。

10/25は養生煎茶をメインにPR。試飲も行います。

10/26の14:30~、小祝さんのセミナーが行われますが、当会も一緒に登壇することになりました。

後日、アーカイブ配信もされるようですので、ご案内させていただきたいと思います。

ビオファについてはコチラをご覧ください



日本のオーガニックはまだまだこれから。

先進国の中で遅れている日本の有機農業ですが、このようなイベントをきっかけにどんどん広がってほしいものです。

これからはますます環境を第一に考えなければ!!です。

2024年09月09日
今年は9月も残暑が厳しいという予報ですが、少し秋の気配も感じられるようになりました。

今の時期、夏の間に蓄積された疲れが、体や心に残りがち。

暑さや湿気による体力の消耗、冷房による体の冷え、そして日常生活の忙しさなど、夏の疲れは思いのほか厄介です。

そんな時に、心と体を優しく癒してくれるのがやっぱり緑茶!まずは朝一杯の緑茶から。

おやつには、おしゃれな茶菓子も良いですが、気取らないお菓子いいですよね!

夏の間に体内に蓄積された毒素や老廃物を排出するためには、緑茶のようにデトックス効果のある飲み物が効果的です。
緑茶には、抗酸化作用のあるカテキンが豊富に含まれており、体内の活性酸素を抑制し、細胞のダメージを防いでくれます。また、利尿作用があるため、体内に溜まった余分な水分や老廃物を体外に排出するのを助けてくれます。

さらに、緑茶に含まれるビタミンCは、夏に失われがちな栄養素を補い、疲労回復をサポートします。ビタミンCは免疫力を高め、風邪や病気に対する抵抗力を強化する効果もありますので、季節の変わり目にぴったりです。

夏の疲れが残るこの時期に、有機栽培のお茶で健やかな秋を迎えましょう。
2024年08月04日

目にも涼しげな粉末煎茶の冷茶です。

水と氷があればさっと作れるので急なお客様にも対応できますね。

水だしのお茶がおいしい暑い季節、ビタミンCと水分補給にお茶をたくさん飲むことを心掛けたいもの。

あまりに暑くてゴクゴク飲んでしまうので足りなくなってしまうこともあります。

そんな時に、パパッと作ることができる粉末煎茶が便利です。

有機栽培ですから安心していただけます。それに一番茶100%のクオリティーですからおいしいですよ!

こちらはミント緑茶

ミントが効いていて爽やかな味わいです。

一般のミント緑茶は、ミントの風味しかないものが多いのですが、当会のミント緑茶は緑茶の味わいを重視して作られています。

冷たいゼリーと一緒に夏らしいティータイムもいいですね!

以前ご紹介の急須でいれるロックのお茶の入れ方もリンクを貼っておきます。



皆さま、おいしい冷茶で暑い夏の乗り切りましょう!!

2024年06月24日
暑くなりましたね。今年は早くから冷たいお茶を楽しんでいる方も多いようです。

水出し煎茶も良いですが、今回は氷を使って急須でいれる冷茶をご紹介したいと思います。

1.急須に茶葉5gを入れます。

2.お湯を少なめにいれて少し置き、濃いめに抽出させます。

3.急須の中にたっぷりの急須を詰めます。


4.グラスに注いで出来上がり。


5.二煎めは、急須に水をいれて抽出します。様子を見て氷を足してください。

このいれ方は、やいなばの有機茶園の園主、塚本さんの方法です。

「すぐに冷たいお茶を飲めますよ!私は畑から戻るといつもこの方法で冷たいお茶を飲んでいます。」とのこと。

ちなみに、塚本さんが作っているお茶は深蒸し茶。深蒸し茶がお好きな方はぜひ試してみてください。

もっと簡単に冷茶を楽しみたい方は、粉末煎茶の冷茶はいかがでしょうか?

粉末煎茶に水を注げば出来上がり!です。

氷をいれて涼しげに!
2024年06月03日

極みの新茶“せいふう”の氷出しのご紹介です。 

ぐい呑みに茶葉を2g入れます。

その上に砕いた氷を置きます。キューブの氷でも構いません。

小匙1杯の水をかけて氷が溶けるのを待ちます。

抽出された茶液をすするようにいただきます。氷がすべて溶けきらないうちにどうぞ!

また氷を入れて、溶けたらいただきます。

これを繰り返します。

“せいふう”ならではのとても贅沢なしずくがいただけますよ!!





 

2024年05月24日

今年も新茶100%の粉末煎茶を製造します!

まるごといただける粉末煎茶で、新緑をまるごと体い取り込んでみませんか?

ただ今、ご予約受付け中です!!


6/6(木発送となります。
一番茶の収穫製造が一段落してから粉末加工を行いますので、毎年お待たせしてしまいますが楽しみなお茶です。

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ひと通りの新茶商品が出揃ったところですが、新茶の収穫時期が遅いりょうごうちの山の茶園では、まだお茶刈りをやっています。

これは、在来煎茶の茶畑のお茶。 今は「やぶきた」品種が主流ですので、在来の茶畑を持っている農家は希少です。

在来種の味を知っているご年配の方に「在来のお茶を飲みたい」という方もいらっしゃるので、山奥で細々と作り続けています。

今期はこのオンラインショップでも販売を検討中です。

どうぞ、お楽しみに!

2024年05月14日

茶園は新茶で毎日活気付いています。写真はほんやまの有機茶園。 午前中はお茶を刈り、午後は茶工場で夜中までお茶を揉む毎日です。

製茶工程は、収穫された生葉が冷風コンテナから蒸し器に運ばれていくところから始まります。 4時間ほどかけて「蒸熱(じょうねつ)」という生葉を蒸す工程から、「粗揉(そじゅう)」「揉捻(じゅうねん)」「中揉(ちゅうじゅう)」「精揉(せいじゅう)」「乾燥」の工程を経て、荒茶(原料茶)が完成します。

「今年は、2月、3月の雨が多かったから、養分の吸収が良くて良い生葉が採れているよ!」と園主もニッコリ、納得のお茶揉みの様子が伺えています。

新緑の明るい季節を新茶で体に取り込みましょう! 昔から「新茶を飲むと、一年間無病息災で過ごせる」と言われています!


<お知らせ>
今年も「新茶の粉末煎茶」を特別製造いたします!
ただ今、ご予約受付中1

2024年05月05日

静岡市清水区、興津川の上流域のりょうごうち産地で手摘み茶の収穫が行われました。

一家総出の手摘みです。数名お手伝いさんも入りました。 最近は摘み手さんも減ってしまい、手摘み茶を行う茶園が少なくなってしまいました。 当会のりょうごうちの有機茶園の元園主の光雄さんは、手摘みのお茶にひとしおの思いを持っている人。 日本の有機農業運動の走りの世代の70代の有機茶農家ですが、「この山の最高のお茶を伝えたい」と、毎年、手摘みの作業を取り仕切っています。

園主の長男の忍さんは、茶工場で待機して、手摘みのお茶を製茶します。

手摘みの煎茶のご注文はコチからラ。


山奥のりょうごうちの茶畑は、新茶の収穫時期が遅い地域です。お茶刈りはまだ始まっていませんが、この後、芽伸びの良い茶畑から順番にお茶を刈っていきます。

ただ今、ご予約受付中の「新茶・山のみやび」と「新茶・りょうごうちのお茶」も、どうぞ楽しみにしていてください。 お待たせする分、おいしいですよ!

2024年04月26日

新緑の明るい季節、いよいよ新茶が始まりました! 最初に登場するのは、極みの煎茶「せいふう」です。

「せいふう」の荒茶です。

今年の「せいふう」は大変おすすめです!

作り手の茶農家、斉藤さんも「今年はいつになく良い!」と喜んでおります。

どうして今年は群を抜いた品質になったのかと言いますと・・・。

今年の2月、3月の雨量が影響しています。

とにかく今年の2月、3月は、茶農家の皆さんが「雨で仕事が進まない!」と困るほど、雨が多い年でした。

気候変動で年間の天候や気候がおかしくなってきているので困ったものですが、今年はたまたまその雨が幸いしたと見ています。

肥料養分の吸収がとても良く行われた、と考えられるからです。

雨が降ると、土壌の養分が薄まります。 養分は水と一緒に根から吸収されるわけですが、溶液濃度が薄い状態だと、根からの吸収が高まるのです。

濃いと吸収できないので、雨のおかげでグングン吸収されたと考えられます。


新茶(極)せいふう
(50g×2袋)

送料込3,756円

今まで伝統本来の山のお茶を召し上がったことのない方こそ、今年はぜひ「せいふう」をお試しくださいませ。

有機栽培の最高品質をお届けいたします!

2024年04月22日

写真は、藤枝市すけむねの有機茶園。スクスクと新芽が成長してきました。。

晩生の品種はまだこんな感じ。茶園をまわりながら、隅の方の耕作放棄の茶畑で新芽を摘みました。

摘んだ新芽を天ぷらにしました。

茶産地ならではの季節の楽しみです。

こちらは、ほんやまの有機茶園。こちらも晩生の品種はまだ息吹いた芽はまだ小さいです。

※そんな中、ひと足早く、ほんやまの有機茶園の極みの新茶、「せいふう」のご注文受付けが始まりました!

今年の出来栄えは上々です。どうぞご期待くださいませ!

2024年04月01日
一番茶の新芽が顔を出しました!
写真はほんやまの有機茶園の茶畑です。「さえみどり」という早生品種です。


これは「ゆめわかば」という中生品種。


こちらは「おくゆたか」という中晩生品種。

それぞれの品種特性により芽吹き具合が異なります。

日本のお茶はほとんどが「やぶきた」品種ですが、このように様々な品種が開発されています。

「やぶきた」は香り味わいとも優れた品種です。

茶農家の皆さんも「いろんな品種を植えてみるけれど、やぶきたを上回る品種はないなあ」とよく話しています。

でも、ひとつひとつの品種と向き合うと、それぞれの個性が楽しめて面白いです。

今期は、品種のお茶も紹介できたら、と思っています。

2024年03月03日
先日、愛知県豊橋市にあるメーカーさんに伺い、特殊な水を作る装置の説明を聞いてきました。

もともと水中に溶けている気体を他の気体(単体)と置換する装置です。

酸素と置換されることで、農業利用が期待されています。

この水を茶畑にまくことにより、茶の根の成長や栄養素の吸収が促進されるのではないか、という期待があります。


土壌中の酸素は非常に重要な役割を果たします。

お茶栽培への利用はまだですが、既に、野菜やイチゴの水耕栽培に利用されているとか。


土壌中の酸素が十分に存在すると、好気性(酸素を好む)の微生物が活発に活動します。好気性菌は、有機物を効率的に分解しその過程で作物が利用可能な形の栄養素を放出します。

お茶は土壌がすべてです。

新しい技術にも注目しながら、これからの茶づくりを考察しています。
2024年01月24日
昨年12/12放送のNHKヒューマニエンス 40億年のたくらみ 「“植物”支配者は周りを動かす」をオンデマンドで視聴しました。

移動できない作物は、動物や昆虫、人間を支配して進化・発展してきたという面白い内容でした。

見ていて納得。有機栽培で茶の樹の生態と向き合っていると、動物よりも植物の方が優れている生き物であることをしばしば思い知らされます。

番組の最後の方に、九州大学の立花宏文氏から緑茶カテキンの最新研究のお話しがありました。

エピガロカテキンガレーロ(EGCG)という緑茶カテキンがあります。

これをヒトのがん細胞に振りかけた実験検証の結果、癌細胞の細胞膜にEGCGが結合したそうです。

調べてみると、癌細胞の細胞膜には、EGCGと結合する受容体が数多く見つかりました。

そして、より多く結合すると遺伝子にスイッチが入り、癌細胞はアポトーシス(自然死)を起こすことがわかったそうです。

つまり、がん細胞を死にいたらしめるということです。
緑茶ってすごいですね!

更には
「私たちの研究で、お茶のカテキンとみかんの柑橘類のポリフェノールを一緒に取ると、カテキンの抗肥満作用をだいたい3倍程度増やすことができることがわかりました。」とのこと。

日本の冬は、昔ながらに「お茶とみかん」が良いようです。
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