農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2012年05月26日
今日は茶園イベント!手摘み体験の内容は有機玉露のこき摘みです。普通の手摘みとはちょっと違った方法で、掻き込むように摘んでいきます。静岡県下で唯一の有機玉露を作るほんやまの斉藤さん。緑の濃い葉はやわらかく、煎茶と異なる玉露用の生葉が見事に育っています。

写真は昼食会で摘んだ生葉の天ぷら。有機玉露の生葉と駿河湾の桜エビを薄く粉を付けて揚げていきます。なんとも贅沢な季節の逸品。お客様にも大好評。本当にとってもおいしいのです!

2012年05月20日
急勾配の茶畑のお茶刈り。勾配がきつくて刈りにくいのですが良いお茶ができる畑です。

写真は刈った生葉の入った袋を運んでいるところ。みんなで上から下へ「それ、それ」と落していき、平らな茶畑まで来たらかついでトラックまで運びます。

両河内(りょうごうち)は新茶の収穫が遅い地域で、まだ全体の半分も刈れていません。今が新茶の真っ最中。藁科の有機茶園もまだまだ真っ最中。
静岡の山のお茶は九州のお茶よりずっと遅い収穫ですが、じっくり待つ分おいしいですよ。

さて、お茶刈りが終わると早速茶工場でお茶を揉みます。茶農家の皆さん「お茶を製造する」とは言わずに「お茶を揉む」という言い方をします。ついでに「お茶を発送する」というのは「お茶を旅に出す」と言うそうです。「揉んだお茶を旅に出すよ。」イコール「製造したお茶を発送するよ。」という意味。

お茶への愛情が感じられる言葉ですね。
2012年05月13日
先日ほんやまの斉藤さんの有機茶園で手摘みが行われました。写真は、やいなばの有機茶園の塚本さんもお手伝いに入り手伝っているところ。茶の樹はまだ幼木なので小さい木です。

今年の新茶は、気温が上がらず地温も低いためなかなか芽伸びが進みませんでした。茶畑は、早く刈る茶畑、その後に刈る茶畑と、順番に芽が伸びて適摘適期にお茶刈りができるように仕立ててあるのですが、今年はこの気候で一斉に芽伸びしてしまいます。一気にお茶刈りをしなければ適期を逃してしまいますから、大慌ての忙しい日々となります。

それで、まだ摘むにはもったいない小さな小さな芽ですが、お茶刈りが始まる前に摘んでしまわないと、手摘みをしている時間がない。芽が小さいあまりに摘んでも摘んでもカゴの中になかなかたまっていかない根気の手摘みに取り組んだのでした。

今年の新茶、まもなくお届けできます。もうちょっとだけ待ってくださいね。
2012年03月26日
ガンと闘う食品を紹介している洋書です。その中に緑茶の薬効が紹介されています。海外では高まる健康志向とともに緑茶がブーム。緑茶がいかに体に良いか今は海外にも情報が行きわたっていると言いますが、このように本でも紹介されていますから納得です。「西洋ではお茶と言えば紅茶が好まれましたが、可能な限り緑茶を飲んでください。」と出だしから製法により緑茶は生葉の成分が失われないお茶であることが紹介されています。また、緑茶の様々な薬効の他、美食として、もてなしの心としての要素が含まれるお茶であるため、ガンの防止のみで緑茶を語ることは不可能だと、緑茶の奥深さを伝えています。外国人のみならず日本人への説明にも参考になりそうな本です。ただ今、全文を翻訳中です。また改めてご紹介したいと思います。
2012年02月06日
2012年産の新茶に向けて勉強会。TV局の取材や地元高校生の見学が入り、相変わらずお茶と放射能の問題に興味が向けられています。規制値以下でも1ベクレルでも減らしたいのは消費者の皆様同様、茶農家も同じ気持ち。この一年、茶畑や土壌の検査を繰り返し、放射能対策に取り組んで参りました。昨年は風評被害により静岡茶はどこも売り上げ低迷。でも今年はいいお茶作って挽回!と茶農家の皆さん気合が入っています。そもそもお茶は妙薬です。緑茶カテキンには放射性物質の体内吸収を抑制する働きがありますので、ますますお茶は日本人に必要不可欠な飲み物。お茶離れが進む現代、日本の暮らしに急須でいれるお茶を伝え続けることは、作り手の問題だけでなく消費者の皆様とともに考えなければならない課題です。
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