農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2016年05月09日
写真はほんやまの茶園のお茶刈り風景です。今は新茶真っ盛り。一生懸命収穫製造に励んでいます。

今年は全く霜の被害もなく順調に生育が進みました。特に今年は香気の良いお茶が採れています。「良かったね!」と言いながら、一気に生育が進んだ分、収穫は少し焦り気味。

1日でできる収穫製造量には限界がありますので、あとあと収穫する芽が伸びすぎてしまわないうちに収穫しなければなりません。

自然相手なので仕方のないことですが、この収穫時期に合間、合間に降る雨にもヤキモキしています。

葉が濡れていると、製造の最初の工程である「蒸し」がうまくできません。だから雨の日はお茶刈りができません、雨がやみ葉が乾いてから収穫して製茶します。


茶農家にって新茶どきは期待いっぱいのワクワクの時。でも心配のドキドキもいっぱいです。

※ほんやまの斉藤さんのお茶のファンの皆様へ/昨年は火災により大変ご迷惑とご心配をおかけいたしました。斉藤さんは元気に新茶に励んでいます。斉藤さんの最高級ランクの煎茶「せいふう」の出来栄えは抜群!今期は特に香気が強いです!
2016年04月24日
ほんやまの有機茶園では玉露の被覆が始まりました。だんだん遮光率を高め、30日以上被覆をします。

玉露は遮光をして直射日光を遮り、甘く柔らかい芽に育てます。直射日光を遮るということは、作物の生命活動である光合成を妨げることですから、お茶の樹には大きな負担がかかります。玉露の栽培をするとお茶の樹が痛むというのはそういうことです。

ですから通常はたくさん化学肥料を与えます。玉露の甘い葉にはたくさん虫が付きますからたくさん農薬を使います。

それを当会では農薬や化学肥料を一切使用せずに、しかも品質の良い玉露を栽培するのですから、いかに丈夫なお茶の樹を育てているか!他にはない有機玉露をですヨ!

今年も口の中に広がる何ともいえない旨みと甘味が待ち遠しいです。
玉露は5月の終わり~6月はじめに完成する予定です。

どうぞお楽しみに!

2016年04月11日
写真は4月12日のほんやまの有機茶園。茶畑がうっすら新芽のきみどり色に染まっています。新茶を控え茶農家の皆さんはどことなくソワソワ。一年間、丹精を込めて世話をして迎える新茶ですから、茶農家にとってはそれはそれは心待ちの楽しみです。

新芽の伸び具合は例年並みで順調です。じっくりと伸びていますから「今年の新茶も期待が持てるね。」と話したところ。新芽の糖度もとても高いそうです。

収穫を迎えるまで日々の天候が気になる毎日。茶工場の掃除や機械の点検に追われながら新茶に向けて気持ちが高まります。
2016年03月14日
写真はお茶の検証風景。

何を検証しているかというとお茶の火入れの違いです。同じ茶葉で何通りかの火入れを行いどう違うのかを官能検査。

仕上げの火入れはお茶の味わいや風味を最終的に決める大事な工程です。

当会では手揉み茶の勉強会も行っていますので、今回はほいろを使った火入れも試してみました。機械揉みした茶葉をほいろで火入れをして、機械で火入れをしたものと比較。

ほいろで火入れをすると低い温度でじっくり火が通りまろやかさが増します。
いつもと異なる仕上がり具合がおもしろかったです。

当会では常に様々なアイデアを出し合いおいしいお茶づくりを追求しています。茶づくりは奥が深く興味は尽きません。
2016年02月29日
先日らでぃっしゅぼーやさんの本社でお茶講座「お茶いれのお稽古」を開催しました。

おいしいお茶の3つの基本。「良い茶葉」「良い水」「良い急須」。お話しはここから始まります。

日頃のお茶いれもちょっとした理解からコツが身について行きます。おいしいお茶いれはまず茶葉の性質を知ることからでしょうか。

なぜお茶は「熱い湯でいれてはダメ」と言われるのでしょう。それは苦くなってしまうから。ここまではご存じの方が多いですね。でも、茶葉には熱湯でいれても抽出時間をおかずにさっといれれば苦味が出ないという性質があります。

一煎めをいれた後に急須のフタをずらしておきましょう、と言うのは二煎めをおいしく入れるポイントですが、これは茶葉の蒸れを防ぐことで次のお茶がおいしくはいる、という意味です。つまり茶葉は蒸らさない方がおいしくいれられる、ということ。

だからおいしさを追求した本格的なお茶いれでは急須のフタは使いません。フタをすると茶葉が蒸れてしまいますから。

このように茶葉の性質への理解を深めていくことでお茶いれのコツがわかってきます。当会では「茶術」と呼んでいるお茶いれ技術。あまり講座はやりませんがとても良い講座になりました。もっと開催して欲しいという声もいただき、今後に向けて開催の機会を考えてみようと思っています。
2016年02月07日
昨年から始めた手揉み茶の勉強会。今回は昨年の秋に皆で摘んだ秋芽を揉みました。

手揉みは製茶の基本です。この手揉みの工程を機械化して量産できるようにしたのが製茶機械です。ですから手揉みをマスターすることで確実に製茶技術は向上します。

機械の各工程の葉の状態が手でわかるようになりますし、それぞれの工程の意味も頭と体で理解することができます。

手揉み勉強会は品質の良いお茶を第一に考える当会ならではの取組です。
栽培技術も製茶技術もお茶を作る以上は常に勉強、研究の努力を続けていきます。
2016年01月18日
当会含め、全国の茶農家仲間が集う一園逸茶の勉強会。今回は皆で奈良の有機茶園に出向き勉強会を行いました。

茶畑を視察し、茶の樹の状態をチェックしながら講師が指導をしていきます。他茶園の事例は皆の参考になりますから、熱心に観察。

その後は会場にてパソコンを開きながら講義です。当会が中心になりこの勉強会チームを結成して8年目。他茶園の皆さんからも活発な質問や意見が飛び交うようになりました。このようにライバル茶園同士が協力し合い技術を磨く勉強会スタイルは珍しく、国内唯一です。

皆で有機茶の品質を向上させて、有機茶を普及させようという試みです。難しい有機茶の栽培に真面目に取り組む生産者たち。頑張っています!
2016年01月11日
両河内(りょうごうち)の有機茶園の隣の山の頂上から見える富士山です。1/8に撮影。この日は雪をかぶっていませんでした。1月だというのに雪がこんなに薄い富士山!暖冬です。

暖かいと植物は活動してしまいますから梅が咲いたり、タケノコが出てきてしまったり、いろいろ狂っています。お茶の樹も冬はじっくり休眠する季節。休眠してじっくり根に養分をためこむ時期なのですがゆっくり休眠するためには寒さが必要です。

冬が寒いと一番茶はおいしいと期待されます。やっぱり冬は寒い方が良いのです。有機栽培のお茶は農薬や化学肥料を使う一般の栽培のお茶に比べてこのような気象条件に左右されにくいと言われています。異常気象の年は有機のお茶の腕の見せ所かもしれませんね。

今は様子を見ながらこの後の茶畑管理を考えています。


2016年01月01日
あけましておめでとうございます。

写真は駿河湾から臨む元旦の富士山です。青い空と青い海。今年の元旦は晴れやかな富士を拝むことができました。

この一年も晴れやかに参りたいものですね。

皆様のよき一年を心より祈願いたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2015年12月01日
早いもので師走ですね。これから年の瀬に向けあわただしくなって参ります。寒さも増して参りますのでどうぞご自愛くださいませ。

写真は秋整枝をして刈りそろえた茶畑です。今の時期はこのように濃い緑色の葉を付けています。この葉でたくさん光合成をして養分を作り蓄えているのです。これが来年の新茶の味に影響してきます。

この葉を来年の新芽のための「親葉」と言います。親葉が良い状態だと新茶に期待が持てますから、この時期の親葉の状態もとても気になるところです。この茶畑は大変良いですから楽しみです。

これから寒くなってくるとお茶の樹は休眠状態に入ります。冬は根にじっくり養分を蓄える時期なのです。寒いほどお茶の樹は休眠できますから根に養分が蓄えられます。だから寒い冬ほど春に芽吹く一番茶がおいしくなります。

いくつかの条件が重なりおいしいお茶が育まれます。そんなお茶のために良い条件を兼ね備えた伝統産地の味と香りをいつまでもお届けしたいと願います。
2015年11月02日
りょうごうちの有機茶園を反対側の山から撮影した写真です。

当会のお茶はこんな山奥で作っているのです。自然が豊かに循環している環境は有機農業にはもってこい。

りょうごうちの茶畑は興津川上流域。自然の川霧が直射日光を遮りさわやかな香気を育んでくれます。水源豊富な水はけの良い山間地というのはおいしいお茶にもっとも適した自然条件。山のお茶ならではの香りをお楽しみいただけます。

平地の大規模茶園にはまねのできない味わいを守りたい。山の恵みを更に生かした栽培に力を入れています。小規模茶園はで常に努力精進しおいしさで皆様に喜んでいただける茶づくりで生き残っていこうと気合を入れています!
2015年10月12日
10月11日に富士山の初冠雪が確認されました。平年より11日遅く、昨年より5日早いそうです。写真は10/12(月)駿河湾にて撮影。

富士山はやっぱり雪をかぶっていると絵になりますね。まだ頭がちょっと白くなっているくらいですが雪をかぶると富士山らしくなります。

静岡茶には欠かせないイメージの富士山。富士山のように凛として美しく愛される茶づくりに日々精進しております。



2015年09月04日
昨年から始めた手揉み茶の練習会。手揉みは製茶の基本ですから身に付けることで製茶技術の向上にもつながります。

もちろん当会で揉む茶葉は有機栽培の茶葉。おいしいですよ~。でも販売はしていません。ひとつのほいろで1日がかりで600gくらいしかできませんので、出来上がったお茶はみんなで分けて終わりです。

まだ若手は練習段階ですが、上手に揉めるようになったら販売やイベントも企画したいところです。
2015年07月26日
太陽をたっぷり浴びる夏の茶畑では早、来年の一番茶に向けての世話が始まります。
夏からの世話で来年のお茶の出来栄えが決まってくるのです。ですから茶農家の皆さんは暑い中でも頑張ります。除草剤を使わない有機栽培では夏の草刈りも大変な作業のひとつ。

茶農家の皆さん、夏バテしないようにお茶をたくさん飲んでいます。夏には冷たいお茶もおいしいですが、茶農家の皆さんは皆、暑い湯でいれたお茶を冷まして冷茶にしています。水出しにする人はいません。夏バテ防止には熱い湯で成分をたっぷり抽出した方が良いのです。それに水出しよりも断然おいしいのです。作り方はいろいろ。濃いめにいれて氷で急冷させたり、冷水ポットにたっぷりのお茶を作り冷めてから冷蔵庫で保管します。

急須でいれるロックのお茶の作り方もおすすめ。急須に茶葉をいれて1/3~1/2熱湯を注ぎます。その上から氷をたっぷり詰めます。軽く急須をまわして急冷させてグラスに注ぎます。この方法ですとすぐい冷たいお茶がいただけます。是非お試しください。


2015年06月30日
昨年から始めた手揉み練習会。今年もコツコツと練習を積み重ねていきます。

練習会で揉むための生葉は2015年産で準備。各茶園、手摘みをした葉を蒸し冷凍保存。これを年間の手揉み練習に使います。

初心者だった若手の手の動きもだいぶサマになってきました。

手揉みは製茶の基本です。手揉みの技術を習得することで機械揉みの品質向上に大いに役立ちます。栽培のみならず、製茶にも磨きをかける基本技術。練習は継続していくことが大事です。
2015年06月05日

今期初登場。ほんやま産の手摘みの玉露「すいめい」

特級畑の玉露ですから摘採方法も手摘みにこだわりました。香りも味もまったく異なるインパクトはまさに有機玉露の極み。

長年の経験を終結させついにできた逸品茶です。 

この特級畑は採算度外視の施肥設計による栽培管理を行っています。考えられないような技術、努力の結晶ですが、作り手の茶づくり人生40年の研究成果のようやくのお届けです。

今までにない新しい甘美な世界をご堪能できる素晴らしいお茶です。お値段も素晴らしいですが、日本茶喫茶で高級茶を注文するつもりでお試しいただければと思います。

当会の玉露は農薬や化学肥料で育てた玉露とは一線を画す、全く新しい味わいを育て上げています。その更なる高品質を作り上げたことは作り手にとっても大きな喜び。

お茶の新次元を感じてください。

2015年05月16日
2015年産の新茶が出揃って参りました。
一番最後に玉露の収穫製造となります。

写真は両河内の手摘みのお茶。しっとりとした美しい茶葉。2015年産も良い仕上がりです。年に一度、手摘みのお茶でちょっと贅沢もいいですね。

新茶を飲むと一年間、無病息災でいられるという言い伝えがあります。縁起ものでもあるのです。新緑の季節、新茶を飲んで体の中にも輝く緑を取り入れませんか?

日本人の楽しみのひとつ。心待ちの新茶。この香りなしにこの季節を過ごすのはもったいない気がします。

新茶を飲んで元気になりましょう!
2015年04月27日
写真は藤枝のやいなばの有機茶園。まもなくのお茶刈りを待つ茶畑です。

輝く新芽の茶畑はそれはそれはきれいなものです。茶農家の皆さんはいよいよ本格的に始まる新茶に気合たっぷりです。

ここのところ晴天が続いていますから、光合成が促進され芽がグングン伸びて味も乗ってきます。楽しみです!

心待ちの新茶。
どうぞご期待くださいませ。

やいなばの有機茶園の生産者、塚本さんから。「皆さん、新茶を飲んで元気になりましょう!」
2015年04月11日
写真はほんやまの有機茶園の新芽の様子。

いちばん新芽が伸びている茶畑です。他の茶畑はまだ小さな芽ですがここだけ成長が早いです。なぜか???というと、この茶畑には酵母菌をたくさん使い土壌の活性を高めています。

茶農家の斉藤さんいわく「こらしょと酵母菌を打ったよ。」とのこと。

8日の夜は霜が心配でしたが、霜にあたることもなく順調です。

今年の芽は糖度も高く期待できますよ!
まもなく新茶商品をUPします。
お楽しみに!
2015年04月06日
桜吹雪が舞い散る今日この頃。茶農家の皆さんは新茶に向けてそわそわし始めています。今年は桜も順調に開花しましたが気象条件はお茶にとっても順調です。

今茶畑では一番茶の新芽が動き出しています。昨年末は雨が多く冷え込んだため、茶の樹は早くから休眠に入り、養分をじっくり蓄えています。

今年の新茶はとても期待が持てますよ!糖度も高いことを確認していますので、甘くてさわやかな新茶になると思います。

どうぞご期待くださいね!間もなく新茶の予約販売を始めます。
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