農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2013年08月04日
全国11軒の有機系茶園の勉強会。当会が声をかけて発足し、定期的に勉強会を継続しています。いわば当会の勉強会スタイルの全国版です。

お互いの情報交換により栽培技術向上のスピードを早めることができます。全国の情報も集まるのも良いところ。

勉強会内容も今回からレベルアップ。全茶園の試飲会も行いましたが全体的な品質向上も認められ講師も大喜び。

お茶がおいしいということは本当にいいことです。

さて、当会のすけむねの有機茶園の後継者、飯塚さんはこれから賞狙いの紅茶づくりに取り組みます。勉強会を通じてだいぶ紅茶の栽培のことがわかってきています。いよいよ本格的にピンの紅茶栽培に取り組んでいきます。若い力にどうぞご期待ください。
2013年07月26日
煮出して冷やす夏の煎じ茶。夏バテ防止にはやっぱり緑茶!

お茶は妙薬。昔はお茶は薬でした。そして緑茶に含まれる豊富な成分を抽出するために煎じていました。水出しでは薬効成分が存分に抽出できません。
煎じて冷やすことで夏においしい冷茶ができます。

【1リットルの冷水ポットに作る場合】

(1)煎茶を計量スプーンの小さじに山盛り3杯+水700mlを鍋にいれ火にかけます。沸騰したら火を止めます。



(2)冷水ポットに半分ほど氷を詰めます。

(3)茶こしを使って鍋のお茶を冷水ポットに注ぎます。

(4)冷蔵庫で冷やします。ポットの熱が気になる場合は冷水にさらしてさまします。フタをして蛇口の水に少しあてるとすぐに冷めます。(容器の熱だけなので)
すぐにいただく場合は氷を詰めたグラスに注ぎます。

是非お試しください。
番茶や玄米茶を使う場合の茶葉の量は計量スプーンの小さじに山盛り4~5杯です。

2013年07月15日
7月14日(日)撮影の富士山です。

今は富士山はなかなか姿を現さない時期。富士山は毎日見える山ではありません。静岡にいても見える日は意外と少ないのです。

そして毎回異なる表情を見せてくれる富士山。この日はうっすらと幻想的なシルエットが見える日でした。富士山はシルエットも美しいです。

富士山を見る度に、お茶も富士山のような存在でありたいと思います。

壮大な自然の美。
日本の精神の象徴。

そんなお茶を守り伝えていきたいものです。



2013年07月07日
今年の七夕は天気が良かったので織姫と彦星はきっと会えたと思うのですが・・・。

世界遺産の富士山に、話題になった三保の松原の天女姿のまるちゃんの飾り。(※清水はちびまるこちゃんの作者さくらももこさんの出身地です)

清水は三保の松原、まるちゃん、そしてお茶も有名な地域です。中でも清水の両河内(りょうごうち)地域は知る人ぞ知る銘茶産地。品質の良い山のお茶。こだわる方が選ぶお茶です。

ちびまるこちゃんの登場人物の中にも両河内のお茶で育った子供がいたと思います。小さい頃から良いお茶を飲んでいるとお茶好きになって、自然に一生自分の健康を守る暮らしができるというもの。

そのくらいお茶は健康に良い飲み物です。おすすめはなんといっても栄養価が一番高い一番茶。当会の煎茶は全て一番茶100%です。(通常安い煎茶には二番茶が使われています。)一番茶100%の品質は茶農家の皆さんにとっても譲れないこだわりです。飲んでくださる皆様の健康を守るお茶でありたい。手間ひまのかかる有機栽培だからこそ、そんな思いも強いのです。
2013年07月04日
写真は、りょうごうちの有機茶園の在来種茶畑。二番茶の芽が赤い色をしています。

在来種というのは種から育った品種茶ではないお茶。種からできるお茶の樹はそれぞれがいろんな特徴を持っています。10粒のタネがあったら10種類の個性を持つ茶の樹になるわけです。

ですから、在来種の茶畑の茶の樹の芽が全て赤いわけではありません。このような赤い芽をした茶の樹もあるというわけ。伸びると緑色の葉になりますが、ちょっと珍しいのでUPしてみました。

やぶきたのような優秀な品種と比べると、品種の優劣という点では在来は劣るのですが、特有の風味と素朴さはこれはこれで良いものです。

ここの茶畑は何と100年前のもの。今では在来の茶畑を持つ茶園は全国的にも少ないので貴重です。

現在この貴重な在来の茶畑を見直そうと、施肥や栽培方法を変えて茶づくりに取り組んでいます。近いうちに在来種のお茶もUPする予定ですのでどうぞお楽しみに!
2013年06月23日
この写真は今年1月の三保の松原。ユネスコの世界遺産委員会は22日、日本の富士山を、静岡県の三保松原を含めた形で世界文化遺産として登録することを決めました。登録されて三保の皆さんも大喜び。

静岡と言えばやっぱり富士山!そしてお茶!富士山にあやかって静岡茶も世界から注目されたいものです。今、海外では日本茶ブーム。実は外国人の日本みやげの人気No1は日本茶なのです。

お茶は富士山と同じく日本の文化の象徴。富士の国ニッポンの皆さん!良いお茶のある暮らしを見直してみませんか?
2013年06月11日
お茶の生葉の天ぷらは茶どころならではのお楽しみ。桜えびと一緒に揚げるととてもおいしいです。お茶の生葉を使った料理はアイデア次第ですが、簡単でポピュラーなのはやっぱり天ぷら。もちろん当会の生葉なら無農薬なので安心です。

お蕎麦に乗せても良いですね!

これまでに生葉を使ったお料理をいくつか考えてきました。お茶の生葉を刻んで炊き立てのご飯に混ぜるとさわやかにいただけます。また刻んだ生葉を餃子のタネに混ぜてもヘルシーです。魚のお腹に詰めて蒸せば臭みけしのハーブとしての効力も発揮してくれます。

機会を見てお茶のお料理もご紹介したいと思います。
2013年05月27日
すけむねの有機茶園で育てるベルガモットの苗です。ベルガモットは非常に苦味が強いために生食には向きませんが、このベルガモットで着香した紅茶がアールグレイです。

国産の有機紅茶と無農薬のベルガモットで作る国産のアールグレイ。早く飲みたいのですが実が稔るまであと3年待ちです。

お茶の樹もそうですが収穫できるまで育てるのに年月がかかります。何事もじっくり育ててこそ本当ですが、今は何でも早く早くとせっかちな時代、すぐに結果を求めてしまいます。

時間がかかるものはかかる。大地に根を張る樹木のように、どしっと構えて参りたいものです。
2013年05月18日
山奥まで来てくれてありがとう。みんなで手摘みをする予定が雨のため1週間延期になっての開催です。

1畝だけをを残して新芽を伸ばしてお客様をお待ちしておりました。
伸びすぎると煎茶には向きませんが、釜炒り茶ならちょうど良い伸び具合。

皆さんと摘んだ生葉をフライパンを使って「なんちゃって釜炒り茶」づくりに挑戦。生葉を加熱することで茶の発酵を止めて、手で揉む。これを1時間ほど繰り返すと「釜炒り茶」完成です。
2013年05月13日
興津川上流域の知る人ぞ知る銘茶産地、両河内(りょうごうち)の有機茶園では今が新茶本番。ようやく今週から新茶のご注文の受付けを開始いたします。

この日は藤枝市やいなばの有機茶園の塚本さんが「自分のところは収穫が終わったから、勉強がてら岩崎さんのところを見にいくよ。」とやってきました。

写真はりょうごうちの茶園の後継者の忍君が塚本さんのアドバイスに耳を傾けているところ。仲間うちで技術向上の情報交換できるのも当会ならではの良いところ。

今期のお茶には甘みがのっています。仕上がりをどうぞお楽しみに!
2013年05月07日
ほんやまの有機茶園はただ今新茶真っ盛り。今年の新芽は葉肉も厚く素晴らしく良い状態でしたので大いにご期待ください。甘みもばっちりのっています。


ここの茶園では、かぶせ茶や玉露の被覆茶も作っています。被覆茶は煎茶の収穫製造後に取りかかります。被覆茶の完成は5月終わりになるでしょうか。こちらも楽しみにしていてください。

今年は会の茶園全体で取り組んできた新しい技術の成果が出ています。ほんとうにおいしいですよ。今までにないスッキリした甘みとキレの良さを感じていただけると思います。
2013年04月30日
藤枝市やいなばの有機茶園で新茶の収穫が始まっています。
今年は新芽の息吹きが早く「いつになく新茶が早く始まるぞ。」と思いきや、その後の気温の低下で新芽の伸びはとてもゆっくり。様子を見ながらぼちぼち始めた新茶の収穫。この後の天候も気になります。


園主の塚本さんは「先日ちょっとだけ作ったミル芽のお茶が評判いいですよ。焦らずに雨の後に刈ったのが良かった。雨前に刈って販売されている一般の新茶は甘みがないですよ。知り合いのお茶屋さんにあげたら、ウチで販売した初ものの新茶よりよっぽどいい、ってほめられちゃった。」と上機嫌。

これから本格的に新茶の収穫・製造です。どうぞお楽しみに!
2013年04月20日
芽が出てきました!!挿し木をした品種茶「静-7132」です。大方良好でちゃんと根が付いたようです。

未来は自分で作って育てるもの。後継者の忍君が育てる品種茶と子供。愛情をたくさん注いできっとスクスク育つでしょう。

山の茶畑の小さな新芽も良い状態です。この地域は新茶の収穫が遅く5月中旬にピークを迎えます。じっくり育つ山のお茶は品質の良さで勝負!今年もどうぞお楽しみに!
2013年04月05日
ほんやまの有機茶園にスイス人のお客様。ご家族で斉藤さんのお茶の大ファン。
6年前に「有機栽培の山のお茶をください。」とメールをいただきおすすめしたのが斉藤さんのお茶でした。
「私はとても厳しいお客です。いろんな日本茶を飲みました。その中で斉藤さんのお茶が一番っ良かったです。私はこの宝のお茶がどこでどのように作られているか、どうしても見たいです。」と、ついに実現した茶園視察です。

25年間、完全なオーガニック生活を送っているとか。「チーズも肉も野菜もワインも全てオーガニックのものを食べています。とても大事なことです。」と食への意識が高く味覚のこえたお客様。聞けば奥様はあのシュタイナー教育の学校の先生だそうです。なるほど納得です。(シュタイナー教育の考え方の基本にはオーガニックがあります。)

茶畑をまわりながら斉藤さんの説明に「素晴らしい!」を連発。「有機の茶づくりはとてもやる事が多くて本当に大変ですね。ここまで考えられた茶づくりに感動しました。私は有機栽培にも様々なグレードがあることを知っています。斉藤さんは非常にグレードの高い有機栽培を実践しています。とてもとても素晴らしい!」

「私の選んだお茶の素晴らしさがよくわかりました。ますます好きになりました。ずっと元気でこのお茶を作り続けてください。私は妻にもこの茶畑を見せたいです。」とのこと。

日本の歴史や文化も熱心に勉強されており「日本人は天国のような国に住んでいるのに、その素晴らしさに気が付いていない人が多いです。」とちょっと耳の痛いお話しに「もっと日本の良さに気が付けば、みんなこういうお茶を欲しがるはずですね!」と笑顔でうなづき合ったのでした。
2013年03月28日
早咲きの今年の桜。
あわててお花見の計画を立てた方も多いのではないでしょうか?
静岡では4月を待たずにお花見宴会の盛り上がり。

今年の桜はなぜかつぼみ(花)の数が少ないのが玉にキズ。それでも桜が咲くとうれしい気分になるものです。これもやはり日本人だからでしょうか。

桜だけではなく、今年の新茶も早く訪れそうな感じです。茶農家の皆さんそわそわし始めました。ここ数年、毎年新茶が遅れていました。低気温により、まだ伸びない、まだ伸びないとヤキモキした年が続きました。

このまま気温が下がらずにいれば、勢い良く新芽が伸び始めます。
茶農家の皆さんのソワソワがワクワクに変わり、そして新茶収穫の直前にはビシっと気合が入ります。

今からそんな新茶の収穫時期を思い浮かべ、期待が高まる今日この頃です。

2013年03月18日
静岡市清水区の両河内の有機茶園。写真「静7132」という品種のポット育苗です。

「静7132」は清水のブランド茶として推奨されている品種で、桜葉のような香りを持つ人気の品種です。両河内の有機茶園ではこの品種を増やしていきます。

このように挿し木で苗を作り育てていき、苗が育ったら畑に定植します。お茶の樹が成木になるまでは7年かかりますので、この写真のお茶が飲めるにはまだまだ先のこと。

茶農家にとって、幼木を育てることは未来を育てることに他なりません。

後継者である息子の忍君が大事に育てていきます。そして、きっと日本一おいしい「静7132」をお届けします。未来のお茶をお楽しみに!
2013年03月10日

先日の会議で「もっと緑茶の効果効能を伝えていこう」という話しになり、今回は最新の緑茶研究の発表内容をお伝えします。

少し前の記事ですが、今年に入りまた新たな緑茶の作用が発表され話題になりました。

なんと緑茶とED治療薬(バイアグラなど)の併用がガン細胞を駆逐するというもの。

緑茶カテキンの一種に「エピガロカテキンガレート(EGCG)」というカテキンがあります。このカテキンがガン細胞に入り込み増殖を抑えることが明らかにされていますが、ED薬がこの作用をより促進させるとのこと。
静岡新聞の記事拡大


この記事は米国でもニューヨークタイムズに掲載され話題になったそうです。

この組合せに茶農家の皆さんも驚きの笑み。「日頃から無農薬のお茶をたくさん飲んでいるからガンの心配はしたことがないけど、研究が進めばガン患者にとって良い薬ができるかもしれないね。さすがお茶だね。」

米国では年内にも人体への臨床実験が始められるそうです。

2013年02月17日
先輩茶農家による若手の指導も兼ねてお茶の仕上げの勉強会。両河内の有機茶園の茶工場に集まりました。

お茶の仕上げ加工の工程の中に火入れの工程があります。茶の葉を加熱し好ましい香味に仕上げる重要な工程です。今日はこの火入れを検証していきました。

このお茶にはどの程度の火入れがベストか。自分の火入れの判断と、他の人が判断するベストとどう違うか?皆はどちらが良いと判断するか?火入れの途中の茶葉を取り出し、湯をさして香りを確認。

香味を引き出す火入れ工程は非常に奥の深い工程です。素材の良さを損なわずおいしさを引き出す火入れは作り手の永遠のテーマでもあり、腕の見せ所。

各地域茶園が協力しあい茶づくりを追求するとても楽しい1日でした。

2013年02月02日
写真は当会のほんやまの有機茶園。茶の葉の裏側でてんとう虫がアブラムシを食べているところです。昨年末にBSで放映された茶園取材の番組が、見事にその瞬間をとらえていました。

この映像にはこの茶園の園主の斉藤さんはじめ、茶農家一同感動。実際に肉眼で益虫が害虫を食べているところを見るのは不可能です。

私たちの茶づくりは農薬を一切使いませんので、害虫を退治してくれる益虫もたくさん住みついているのです。てんとう虫やバッタ、くも、かまきり、こうろぎ、みみず、ちょうなどよく見かけます。自然の生態系を壊さずに栽培しているから、本当の自然のおいしさが生まれるのだな、と改めて思いました。
2013年01月28日
新発売!アイガモ米の炒り玄米です。

藤枝の有機茶園の塚本さんはアイガモ米も作っています。生粋の有機茶農家ですから米にも農薬や化学肥料を使いません。

整体師の先生からも商品化のリクエストをいただきました。「私は糖尿だから食事も制限しているの。だから小腹が空くんだけど、この炒り玄米だけを急須にいれてお茶にして、急須に残ったふやけた玄米を食べると腹もちが良い。この方法をぜひ広めてほしい。」とのこと。
なるほど。いろんな利用方法があるんですね。

香りばしくておいしい炒り玄米。
おいしい利用方法を見つけたらまたお知らせいたします。
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