農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2016年6月
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2016年06月17日
金色透明(きんしょくとうめい)の玉露です。

玉露と言えば通常は濃い水色を思い浮かべると思います。玉露は遮光をして直射日光を遮り育てます。そのため茶の樹は光合成をしようと爆発的にクロロフィルを増やします。

ですから玉露の生葉は濃い緑色をしており作られたお茶の水色は濃いのが通常です。

ところが当会の玉露の水色はうすい色です。でもしっかりと濃厚な甘みや味わいがあります。

昔から理想の茶の色は「金色透明」と言われ、薄い水色で味や香りが濃いお茶です。これを有機栽培で実現!というより、有機栽培でなければできないのかもしれません。

水色が薄いということは茶の葉のセルロース(繊維質)がしっかりできているということです。だから水色が出ない。またセルロースがしっかりしているということは病害虫に強い葉になっているということ。葉のセルロースがしっかりできて害虫から葉を守ります。

なおかつ葉の中に豊富な成分がふくまれた細胞がしっかり作られて薄い水色で濃厚な味わいのお茶ができます。

一般的に玉露は化学肥料を多く使い被覆をして甘く柔らかい葉を育てます。セルロースは少なく病害虫に弱いため農薬も多く使われます。

そのような栽培とは根本的に考え方の違う当会の有機玉露。30年以上の年月を経て、ようやく「金色透明」の水色で濃厚で甘美な味わいの玉露をお届けできる品質になっております。
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