農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2020年5月
Diary:4
2020年05月29日

一番茶の収穫が終わった谷稲葉(やいなば)の有機茶園の塚本さんは田植えの準備。アイガモ農法で自家用米を作っています。

アイガモ農法はヒナの世話から始まります。ヒナをコンテナに移したら、寝床の手入れ。

敷いてあるもみがらを日にあてて乾燥させます。

その間ヒナたちは運動タイム。水鳥らしく水場に行くもののちょっと水に入ってはピーピー言って上がってきてしまいます。まだ体が水に慣れていないようです。

ヒナを運動させながら、鳥獣被害に遭わないように糸を張り巡らせる塚本さん。カラスやトンビの羽に糸が当たるように糸の位置を考えます。

「いろいろ試したけれど、この方法が一番いいみたい。でも自分が中に入る時には糸の下で腰を曲げて作業しなくちゃならないから腰が痛くなるよ。」とのこと。

ヒナが届いた初日には、手のひらの上で一羽一羽の目を見ながら砂糖水を与えて「てよしよし良い子だ。これからよろしくな。」と声をかけて関係性を築いていくそうです。

そういえば塚本さんは昔から、収穫前の茶畑でも「よしよし良い芽だ!」と声をかけて歩きます。そんな作り手の思いはお茶の樹にとっても飲む人にとってもうれしいもの。

「体はキツイけど100歳までお茶を作れるといいな」と頑張っています。

塚本さんのお茶はこちら

2020年05月18日
りょうごうちの有機茶園ではお茶刈り真っ最中!新茶どきが遅い山奥の地域産地です。

小さな個人茶園ではお茶刈りは一家総出。

園主の岩崎忍さんとお嫁さんがお茶刈り機械を担当。お父さんの光雄さんは、お茶刈り機の袋を持つ担当。3人でお茶刈り。

そしてお母さんは刈られた生葉がたまった袋を運ぶ担当。

お茶刈りの途中で、刈った生葉が袋の中にある程度たまると、お茶刈り機からはずして新しい袋に取り替えます。お母さんはその袋を茶畑の脇まで運びます。

みんなで息を合わせて作業をこなしていきます。

もうひとり、長男は良い子にしているのが仕事。

この山にいるのはこの家族だけ、という密でない環境で一見のどかなお茶刈り風景ですが、お茶刈り仕事は体力的に結構大変。

午後からは、製茶作業に入ります。

最初の工程は「蒸し」の工程。生葉を蒸し機に送ります。

この日は、お嫁さんとお父さんがこの作業に張り付いてくれました。お茶刈りシーズンは茶農家一家の頑張りどきです。

農業の大規模化が進む中、お茶もどんどん大規模茶園へと移行しています。でも静岡の山奥では、まだ小さな家族茶園がわずかに生き残っています。どうぞ応援してください!
2020年05月11日

今年は芽伸びが遅く、待ちに待ってのようやくの手摘みです。

それでも「まだ芽が小さくて摘むのにもったいないくらい。」と園主の岩崎さん。芽伸びがゆっくりなので、これ以上待つと小さいまま芽が固くなってしまうかも・・・と手摘みを決行。

摘み取りの時期の判断もおいしさの要です。

りょうごうちの有機茶園では、毎年、手摘みのお茶から茶づくりが始まります。

写真は45年以上前に有機栽培を始めた岩崎光雄さん。手摘みのお茶にはひとしおの思い入れを持っている茶農家です。

「この山の最高の自然をお届けしたい。それにはやっぱり手摘み。いつまでの自然の恵みを作り続けたい。」と、有機農業家らしいこだわりがあります。

年々、気象の変化が気になります。今年は暖冬の影響が心配な年でしたが、毎年毎年、何かあります。

自然相手の農業ですから、今年はどんなお茶ができるのか、毎年のドキドキハラハラが年々増してきているような気がしますが、その分気合が入る新茶どき。張り合いのある忙しい毎日が続きます。

りょうごうちの有機茶園では、これからが新茶本番!いよいよお茶刈りが始まります。


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★おしらせ
すけむねの有機茶園

お客様からのご要望もあり、すけむねの有機茶園では、今年、新茶100%で粉末煎茶を作ります!

一番茶の収穫製造が一段落した6月に入ってからの粉末加工となりますので、少しお待たせしてしまいますがどうぞお楽しみに!

 

 

2020年05月02日


新茶シーズン。今年は芽伸びが遅く少し遅めのスタートとなりました。

写真は今年の八十八夜5/1のお茶刈り風景です。気持ちの良い晴天。お茶の葉も気持ち良さそうでした。

お茶刈りをしている写真右の人が、1974年に本格的に有機栽培に踏み切った飯塚武司さん。 今は長男の稔さんが茶園を引き継いでいますが、父親の武司さんと親子で頑張っています!

刈られたお茶は、すぐに茶工場に運ばれます。そして、最初の工程「生葉を蒸す」工程に入ります。

写真は、蒸し機から出てきた生葉。次の工程に進んでいくところです。

茶工場の作業は長男の稔さんの仕事。

新茶どきは、毎日毎日茶工場で製茶作業。茶農家が一番活気付くここ一番の新緑の季節。体力勝負で頑張ります!


★お知らせ

6月に入ったら、今年は新茶で粉末煎茶を作ります。

5月は一番茶の収穫製造に追われてしまうため、少しお待たせしてしまいますが、新茶100%で作る粉末煎茶をどうぞお楽しみに!

ご予約受け付けております。 

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