農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2018年7月
Diary:3
2018年07月31日
欧州有機茶プロモーションに参加。ロンドンに行って参りました。
ロンドン担当はすけむねの有機茶園の飯塚さん。

マルギャラリーにて、午前中は一般のお客様相手にリサーチを兼ねた試飲会を行いました。いれ方を変えるだけで随分人気度に変化が表れました。ロンドンの方の好みを探る良い機会でした。

午後は招待客のみ。写真のお客様は有名ホテルのレストランだそうです。

翌日は茶業関係者を何軒かまわりました。こちらは個人経営のお茶の小売り屋さん。やはりプロの方のコメントは気になるところ。でも評価はバッチリ。養生煎茶を「なんて奥行きのある味わいなんだ!」と驚いた顔で気に入ってくださっていました。

当会のお茶を是非欧州へ!というリクエストに応じての今回のプロモーション参加。「本当においしい!」という皆さんの声をいただけてうれしかったです。同時に様々な課題も見えてきました。

10月にはフランスでのプロモーションが予定されています。
2018年07月22日
ザンビアから政府の研究機関のエリート3名がご来静。
視察といっても今回は茶園ではなく、私たちが有機農業に使用している肥料の一部の視察です。

当会の有機栽培指導の専門家がザンビアで農業指導を行っている関係で、静岡県下の肥料資材の工場視察に協力。

写真は平金産業さんの視察風景です。おもに魚粕を原料とした肥料を作っている会社ですが、堆肥の製造も行っています。

ザンビアの皆さん目が釘付け。自動で肥料を包装してコンテナに並べるマシン。

お座敷の打合せ室の様子です。肥料を使った野菜が試食できるといいなあ、と話していたら平金産業さんが「今これしかありませんが・・・。ウチの肥料を使って育てたものです。」と茹でた枝豆を出してくれました。

ザンビアの皆さんは初枝豆!「おいしい!」と、とても気に入っていました。そのうちザンビアでも枝豆栽培が始まるかも(?)。

有機農業は、地域の資源を活用する循環型農業です。なたね粕、醤油粕、魚粕などの産業廃棄物をいかに利用するか。

ザンビアの有機農業の基準を整備するにあたり、興味深い視察となったようです。


2018年07月01日
この勉強会は、当会が全国の有機茶農家に呼びかけて始めたものです。
静岡をはじめ、三重、奈良、京都、九州から生産茶農家が集まりました。

まずは今年収穫の一番茶を持ち寄り皆で試飲しました。

今年は九州や関西地方では天候の影響を大きく受けました。

九州では早くから気温が上がりすぎ、新芽が急速に成長してしまい香りや味が薄い傾向。
関西地域では例年にない寒波の影響を受けました。

そんなこともあり心配していたのですが、勉強会仲間の品質はまずまずで安心。

有機栽培は、一般の栽培より天候不順に影響されにくいのが強みです。ただし、技術があれば、ですが。

それから、来年の一番茶のための栽培管理に向けて、土壌分析結果を検証しながら専門家のアドバイスを受けました。毎年恒例の地道な積み重ねです。

次に、客層を広げていくためには新しい味覚も必要、という話しから、今回は品種茶に注目が集まりました。

日本のお茶の7割以上が「やぶきた」品種ですが、だんだんやぶきたが時代の味にそぐわなくなってきているのかもしれない。そんな話題にもなりました。

品種による様々な特性を生かした茶づくりが、今後のテーマになりそうです。
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