農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
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2024年11月
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2024年11月30日

先日、島田市で開催された、農研機構の有機茶シンポジウムに参加して参りました。


研究者による研究は、当会の有機茶農家とは視点が異なることを実感しました。

これは、どのような害虫に、どのようなBT剤(人畜に対して安全性の高い自然界から見つけられた成分による殺虫剤)が効果があるのか。有機栽培に使用可能なBT剤の研究です。

ちなみに当会では、有機JAS認証で認可されている殺虫剤も一切使用していません。 生物多様性の視点から、有機栽培に取り組んで参りましたので、害虫は殺さない、共存しながら有機でおいしい茶づくりを追求してきたからです。

これらは、茶に発生する病害です。 これらの病害に対しては、品種で対応できるように研究が進められています。

「さえあかり」と「せいめい」という茶品種が、病害抵抗性が強く、雑菌剤「ゼロ」栽培が期待されるという研究報告でした。

この点も当会の考え方とは異なる視点です。

当会では、病害に強い品種を選ぶというより、どのようにして病害に強い茶樹を育てるかを考えてきました。

有機栽培で育てにくいと言われている「やぶきた」を、どうやって有機で品質良く育てられるか。

結果、養生煎茶のような皆さんに喜んでいただけるお茶ができました。

そして、それにより培われてきた技術力に自信があります。

今、有機栽培が推奨される時代となりましたが、やはり大切なのは品質なのだと思います。

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