農薬や化学肥料を使用しないおいしくて栄養価の高い生葉栽培の研究
ホームDiary2019年6月
2019年6月
Diary:3
2019年06月24日
お茶の仕事を始めるという双子のアメリカ人が茶園を訪問。
写真はりょうごうちの茶工場の視察風景。お茶の製造について、実際に製茶の機械を見ながら工程を確認。
納得がいくまで質問してきた熱心さ。ついついこちらも真剣になります。

すけむねの有機茶園。天気予報は雨でしたので心配していましたが運よく雨は降らず。何か所か茶畑を見ていただきました。有機農業を勉強していたという彼らは、土壌の状態も熱心に確認。そういうところを見ていただけるのはうれしいことです。

ほんやまの茶園では酵母菌の培養を見学。その他、堆肥や堆肥の原料にとても興味をしていました。商品としてのお茶だけでなく、有機農業の実態を見ようとしている彼らの姿勢に好感が持てました。

海外にも有機農業を学び広めていく人たちが確かにいるのだと実感できた体験でした。このような仲間が世界にできると面白いかもしれませんね。

彼らは世界中の有機栽培のお茶の現場を旅するそうです。「お茶の仕事を始める前のリサーチの旅です」と言っていました。この後は台湾に行くのだとか。世界を巡るお茶の旅、楽しそうです。
2019年06月17日
毎年恒例、一園逸茶の勉強会。当会が中心となり全国の茶農家仲間と取り組んでいる毎年恒例の勉強会です。

毎年6月に開催します。というもの、一番茶の収穫後、すぐに来年のお茶に向けた土壌管理が始まるからです。土壌管理を適切に行っていくために、6月の勉強会は非常に重要です。

土壌分析で土壌の状態を確認。これからの施肥設計や問題への対処を考えます。天候を含めた今期の問題を確認したり、新しい情報を共有したりして、各自、来年に向けた茶づくりに取り組んでいきます。

年間の基本管理も復習し、頭の中を整理します。

皆で今年の一番茶を持ち寄り、品質確認も行いました。地域の違い、製法の違い、品種の違いがありますが、栽培品質がこの勉強会の焦点です。栽培がうまくいっているかどうか、外観(形状・色沢)や内観(水色・香気・滋味)から茶葉の内容のを確認します。

また、今回は茶栽培意外の問題についても話し合いが行われました。有機栽培の技術を継承していくための指導者の問題です。

今は日本の有機栽培指導の第一人者の講師がいますが、お茶の有機栽培は非常に難しく、将来的に有機茶栽培を指導できる指導者がいないのです。
そんなことも今後の大きなテーマです。
2019年06月04日
例えば、お米にこしひかり、あきたこまち、などの品種があるように、お茶にもいろいろな品種があります。

多種多様な好みに応えられるように、お茶の世界でも様々な品種が開発されているのです。

写真はほんやまの有機茶園の品種茶3点。

一番奥が「つゆひかり」という品種。他2点は自家選抜のオリジナル品種です。

各品種、あまりたくさんは作っていないので商品化はしていません。しかし「これらの品種の茶畑を増やそうか?」という話しになりました。

今期の出来栄えがとても良く、品種の魅力を伝える栽培方法の確立に一層の自信が持てたためです。

品種茶は、新しいお茶の魅力を伝える楽しみがあります。

静岡有機茶農家の会では、他の茶園でもこれから品種のお茶を増やしていくことを考えていますので、どうぞご期待くださいませ。

  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス